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Sun Noodle North America サンヌードル

地に足を着き「いいもの」を作る─ 世界中のラーメンを紹介
Sun Noodle North America サンヌードル

地に足を着き「いいもの」を作る─
世界中のラーメンを紹介

ブーム火付け役の製麺会社によるアンテナショップはfocus logo
進化を続けるラーメンの発信地

Sun Noodle North America サンヌードル
Vice President of Operation 夘木 健士郎 氏(写真左)
Sales Representative Asian Division 伊藤 義之 氏(写真右)

 

アメリカ全体におけるラーメンブームの勢いは止まらない。味も進化し続け、種類もさらに広がっている。日本食文化の新しい時代を作った第一人者でもある製麺会社の「サンヌードル」。 同社がここまで成長してきたのは、それぞれクライアントであるラーメン屋のこだわりにスープに合った麺を作ること。お客さんであるラーメン店のこだわりやニーズを細部まで聞き、満足がいくまで試作を繰り返すといった基本姿勢を守ってきた。スローガンは夘木社長の言葉「一生懸命作っています」。一世代でここまで築き上げた情熱や思いがこの言葉が印刷されたジャンパーを着るスタッフたちにも受け継がれている。

1981年にハワイに始めて工場が開設され、現在はロサンゼルス、ニュージャージーと3つの工場を持つまで成長し、一日に10万食を生産している。また、米国だけではなく南米やヨーロッパのオーダーにも対応しており、ビジネスは言うまでもなく好調だ。日本食といえば今や「寿司」よりも「ラーメン」と言うぐらい全米各地のラーメン専門店がここ7、8年のうちに急激に増えた。事業を始めた当初はハワイのラーメン店はたった2軒しかなかったのが、今では100軒以上もあるという。

「我が社はラーメンブームを知らない時代から始まりました。今ブームが来たからといって焦る必要はなくて、会長の教えに沿って、ただ地に足をついて地道にいいものを作っていくだけです。」と夘木さんは言う。
一周年を迎えた「Ramen Lab」がニューヨークのノリータ地区にある。このエリアはニューヨークのレストランやフード業界の時代の先を行く新鋭レストランが集まる今や食文化ブームの発信地でもある。「Ramen Lab」では月一回のサイクルでラーメンを提供するお店が代わる。米国に進出を考えているお店や、また進出までは難しいが、自分の味をニューヨークで食べてもらいたいという日本やイタリア、アメリカ国内などの世界各国のお店がメニューを提供してきた。

「世界中のラーメンを紹介したいというコンセプトでオープンしたアンテナショップです。色んな味やスタイルのラーメンがこんなにもあるんだということを知って頂ければ。」(伊藤さん)
客層は地元のラーメン好きの人がほとんどでリピーターも多く行列が出来るまでの注目されるスポットとなった。まさに、「Ramen Lab」が常に米国で進化を続けるラーメンの発信地となっている。
最近の味の人気傾向について伊藤さんは「5年前はロスでは豚骨系やこってり系が人気だったのが、最近はあっさり系です。ニューヨークも色んな種類が広がってきてとても面白いですね。」。
「米国は広くて四季もある。日本でいうご当地ラーメンのように広がってくれたら。」(夘木さん)

さらに進化を遂げて、アメリカの土地が生んだラーメンがここから次々と誕生していくのをこれからも見届けていきたい。