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Home > US Living > U.S. BUSINESS > 人材面から見たメキシコの現況

まるで米国の 80 年代のような活況

引く手あまた、人件費の問題が壁となる

総合国際人事総合サービスを提供するトップグループは、メキシコのオフィスを2014年の8月にオープンした。場所はメキシコシティの連邦区(D.F.)内にある。ここには多くの日系企業の本社が点在している。

同社は、メキシコの需要性の高さに対応して早急にオフィスをメキシコシティに置いた。ここではメキシコを含めたその他の南米諸国を管轄として事業を展開していく予定である。
「メキシコの経済は人材面では大変需要があります。」とメキシコ支社を開いてまだ日も浅いがすでに手応えを感じているという代表取締役の田畑さん。同社のクライアントはミシガンやケンタッキーから移転してきた大手自動車会社の周辺部品を製造している企業など、大手企業が多く占める。その他、商社、金融、会計などの業種まで及ぶ。

「企業もグローバル化が進んでいる企業と日本から進出してきたばかりのスタートアップの企業と二極化されます。よって企業の体質によって人材の求める条件が変わってくる。グローバル化が進んでいる企業は英語をとスペイン語を必須とし、まだ進出してまもない企業や日本のエンジニアを多く抱える企業は日本語を話す人材を条件に求めてくる。
グローバル化が進んでいない企業には、翻訳や通訳といった人材の需要があるという。「通訳という仕事だけではなくてセクレタリーや人事、またその他事業の拡張などの全般業務において働いてくれる人材は需要も高いですね」

海外で働きたいという人にとってはおもしろい国

「現在は、求人の件数は増加しているのに対してそれに見合う人材が圧倒的に少ないというのが現状です。日本で人材を探すということもやっています。」
日本から連れ来たり、または他の国からスパニッシュを話す人を連れてきたりと人材を探す範囲を広げているという傾向が業界全体にも広がっている。
「海外で働きたいという人たちに向けて、今のメキシコは80年代のアメリカのように雇用の受け皿が大きく、ビザも取りやすいという好環境をアピールしています。これから成長していく国で働きたいという人にはとてもおもしろい国だと思うんです。」
また、日本びいきのメキシコ人も多く、日本語を習おうと大学でも第二外国語に日本語を専攻する人が増えているという。将来はこういった世代が企業の繁栄の力になることは間違いない。採用時に日本と同様に年齢を公表するといった習慣がメキシコもあるため、若い人材の育成も可能である。
『供給が間に合っていない』、そして『人件費を抑える』という傾向にある日系企業の人材面での問題をなくすためにもより大きな伸びしろのある若い人材のニーズが高まる。
エンジニアの人手不足とともにニーズが高いのが営業職。日本語、英語、スパニッシュを話せる営業職は重宝される。「営業のアシスタントとしてこれからメキシコをどんどん新規開拓できるような人が求められています」。

メキシコの労働ビザは米国では言えば、E1のような企業がビザを取得するというプロセス。
ビザの審査にその企業が通れば、だれでも採用ができるようになる。但し、一人外国人労働者の採用につき、9 人のメキシコ人を採用しなければならないという条件がついてくる。
「大手の日系自動車メーカーが進出によって、雇用は増え続けていくと思います。しばらくバブルような状態が続くかと思いますが、2年ぐらいになると落ち着くのではないでしょうか。但し、雇用はこれから10年ぐらい拡大していくと思います。」

雇用主が気をつけなければならないこと

「給与体系も米国と異なり、雇用主への負担することが大きいです。
プロフィットシェアリングも違い、年末には1カ月の半分をボーナスホリデイとして支給しなければならないという独自の規制があります。
社会主義的な国の体制はビジネス面でも浮き彫りになることがある。税金の高さに驚く人も少なくない。「メキシコでのビジネスは今好調の時期を迎えていても、手放しで喜べない面も多いです」。

メキシコ高原

日系企業が多く滞在する地帯。日本人もここの周辺に住んでいる人が多い。メキシコシティ(D.F.) から北に3時間、治安もメキシコの中で最も安全。

【通 勤】

ほとんど人が車で通勤。ただし、試験を受けて車の免許を習得するのではなく、免許はお金で買う。よって交通ルールを守っていない人が多く、運転は十分に気をつけなければならない。メキシコシティ(D .F .)内ではサブウェイなどがあり、またバスも頻繁に走っているが、なれない人はおすすめできない。

【お 給 料】
月毎に給与がもらえる。エンジニアは業務内容がピンきりだが、だいたい4万ドルから6万ドル(米ドル)の範囲。管理職( 部長クラス)は約8万ドル(米ドル)程度。

 

TOP LATINO AMERICA
スペイン語圏内の南米地域を統括して現在12 人体制で事業を行っている。新しいウェブサイトがまもなくオープンする予定。
https://top-us.com/
http://www.toplatinoamerica.com/
Florencia 31, Piso 4, Col. Juárez, Del.
Cuauhtémoc
Mexico DF, 06600
TEL: 52 (55) 6829-1660
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