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酒酔い人 20 – 日本酒と料理の ペアリングについて

 

さて今回のお話ですが皆様からよく聞かれる日本酒と料理のペアリングについてお話をさせて頂きます。
お酒と料理を合わせるのに例えば一つ一つ料理と酒を合わせるのですか?という質問が多いのですがそれをやっていたら大変な事になります(汗)
私は合わせる基準を酸と考えてます。食材やソースの持つ酸味と日本酒の持っている酸を合わせるというものです。
もちろんそれだけではなくそちらに甘さや辛さ。香りや味のキレなどが加味されて味わいが決まります。
また一言にペアリングと言っても色々な合わせ方があるのでそちらを書きます。
 

★同調(相乗効果)
同じような風味をもつものは相性が良い場合が多く相性の組み合わせの大半がこの理由となる
○柑橘系の香りを持つ日本酒
と柑橘系のドレッシングを使ったサラダ
○ロースト香のあるビールと薫製料理
○スパイシーな風味をもつ赤ワインとスパイスを活かした煮込み肉料理

★酒と料理それぞれ個性の違うもの同士が合わさって、フレーバーで新しい味わいを生み出す。
○熟成された日本酒とブルーチーズなど
○ソーテルのような極甘口ワインとフォアグラ


★料理が美味しくなる組み合わせ。酒の味わいが薄くなってもなんらかの+効果をもたらす組み合わせ
○日本酒と塩分の効いたものなど
○ビールと枝豆など


★臭みを消す。脂を流す
料理の脂肪分(くどさ)を酒が洗い流し口の中をさっぱりさせるという効果。
また、特に海産物との組み合わせに多く見られるが、料理の生臭味を酒が抑えるという効果。
○なま牡蠣と中辛口の日本酒
○ジビエの肉料理と熟成された赤ワイン


★衛生面を重視した組み合わせ
○生牡蠣と酸味の強い白ワイン(殺菌効果をもとめる)○マロラッティク発酵をしていない酸強い白ワイン、シャブリなど。


赤星慶太
兵庫県神戸市出身。高校卒業後、日本ソムリエスクールに入学、きき酒師、ワインソムリエの資格を取得。
その後渡米2015年7月に東京麻布十番に厳選日本酒150種類を取り揃える。日本酒と料理のペアリングを重視したお店「赤星と熊谷」をオープン。


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