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大阪とらふぐの会 Kimiyo, NY 代表取締役社長 澤原 將人 氏

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ふぐで新たな食文化の扉を開く
最高のクォリティで世界に伝えていくということ

大阪とらふぐの会 Kimiyo, NY
代表取締役社長 澤原 將人 氏

企業概況ニュース 2015年4月号掲載

遂に日本を飛び出してニューヨークに海外初出店を果たした。同店は日本では完全会員制で、このお店のカードを持つ会員限定、もしくは会員に紹介された人だけが入れる。限られた人だけが食べられる米国での「ふぐ」の貴重な味と時間が十分に味わえる知る人ぞ知る隠れ家的なお店。マンハッタンの住宅街にひっそりと佇んでいる。 「まずは日本人の方に来てもらって、その方たちがアメリカ人の方を連れてくる。そこから徐々に広がっていければいいですね』と社長の澤原氏。

ふぐ一筋21年で鍛えた目と腕で勝負

日本で基盤を作り、ふぐの道まっしぐらで21年。経営の余裕も出てきた今、奥様の君代さんと共に描いたニューヨークでの海外初店舗の出店という大きなステップを踏み出した。 あらゆる食のジャンルを網羅しているニューヨークでさえ、いまだふぐは未開の食材。市内ではたったの一店舗でしか食べられない。日本食もほとんどすべてのジャンルが浸透しつつあるこの時機に、食のクォリティでは世界一が集まるこの地で出店をした最終目的、それは「食文化の継承」と目を輝かせる。

近い将来、ふぐの新規ルートを開拓していき、ニューヨークの近海で獲れる新鮮なふぐを仕入れていきたいと意気込む。そして、日本の輸入制限や権利問題にぶち当たりながらも、入念に米国で獲れるふぐのリサーチを幾度となく重ねた。

米国では『ブローフィッシュ』と呼ばれ、漁師にとっては本来なら捨てるはずの魚である。しかし驚いたことに、日本で獲れる『とらふぐ』に匹敵するぐらいの美味しさだということが分かった。「調べたら、毒性もなく歯ごたえも抜群にいい。さなしのクォリティだったのには驚きました。こちらで獲れた高品質のふぐに日本の技術を投入して、出来る限り、現地の食材を使っていけるようにしていきたいですね」。

メニューはコースのみで180ドル。焼きふぐ、唐揚げ、しゃぶしゃぶ、しめの雑炊、デザートなど全部でふぐづくしの料理が8 品。さらにオリジナルのふぐの刺を粉砕した「とげ塩」や100%の果汁で酸味をたっぷりと引き出したポン酢といった極上調味料で、上質な美味しさが心ゆくまで堪能できる。「初めて口にする外国人に提供するものは出来る限り最高の品質を提供しなければいけません」

澤原氏が言う『文化の継承』とは、ふぐは美味しいものだということを世界に伝えていくこと。その代表者として責任の重大さを強調した。儲けは二の次、ただ純粋にふぐの美味しさを伝えたいという一心で海外への進出を実現した。「この想いに少しでも共感してくれる人がいてくれたら嬉しいですね」。ふぐの伝道師的役割でもある会員の方たちに感謝を込めて、ニューヨーク店の壁には会員ひとりひとりのネームプレートが五千枚壁に貼られている。
海外進出の野望は始まったばかり。2017年にはシンガポール店を開くことを目標に、新たな食文化を切り拓く先駆者の挑戦はこれからも続いていく。