Home > エリア > NEW YORK > 懐石料理 Suzuki「懐石料理の楽しみを見つけてほしい」
老舗「SUSHI ZEN」の新しい時代の幕開け――

懐石料理 Suzuki「懐石料理の楽しみを見つけてほしい」
老舗「SUSHI ZEN」の新しい時代の幕開け――

「いろいろな人に懐石料理の楽しみを見つけてほしい」 老舗「SUSHI ZEN」の新しい時代の幕開け――

Suzuki
114 West 47th Street, NYC (between Sixth and Seventh Avenues)
www.suzukinyc.com
Suzuki: 212-278-0010
Satsuki:212-278-0047

 

30年近くニューヨークでも草分け的存在だった「SUSHI ZEN」がこの春生まれ変わった。「SUSHI ZEN」のオーナーシェフであった鈴木俊雄の子息である鈴木雄太氏に受け継がれたこの新しいお店のスタイルや雰囲気は、まるで日本食レストランの新時代を象徴している。
場所はタイムズスクエアの目と鼻の先にあるビジネスビルの地下で、同社グループであるSuzuki Hospitality Groupが経営する異なるジャンルの3つのお店がワンフロアに展開されている。隠れ家のような入り口からは想像しがたいが、店内は和風モダンなインテリアが目を引き、上質な時間と安らぎを感じることができる。

 

その中でもフロア最大の広さである懐石料理の「SUZUKI」。季節の食材をふんだんに使った芸術的な懐石料理は、「SUSHI ZEN」でシェフとして腕を振るってきた山本料理長によるもの。毎月変わる懐石コースの一品一品は、山本氏の独創的なアイデアと盛り付けのセンスによってその季節を彩っている。

懐石コース「UZUKI」10コース(150ドル)も盛り込められた御献立には、和食だけではなく洋風な料理も織り交ぜられており、この日は【前菜】に南京カステラ、トリュフチーズ。また【強肴】ではクリーミーなエビグラタンと焼きリンゴという新感覚な料理も。【造り】では旬の鮮魚を刺し身盛り合わせ、【焼物八寸】では銀鱈西京焼きといった日本料理の代表格、そして【煮物替わり】では宮崎和牛すき焼き小鍋、【食事】は蟹御飯としっかりとお腹が満足できるほど盛りだくさん。デザートを含めて全10コースにも及ぶ。

 

 

山本氏は器にもこだわりを持ち、日本まで自ら買いつけに行ってきたという。食材は産地にこだわるというより、その時期に一番美味しいものを重視し、仕入れている。「ハイエンド・クラスの人だけではなく、できれば色々な人に懐石を広めたい。食べる楽しみ方というのをわかって頂ければ嬉しいです」と山本氏。多様化したニューヨークの日本食。でも本格的な懐石料理は数えるほどしかない。その中でも「SUZUKI」は日本料理の“真髄”を呼び起こさせてくれる貴重な場所だ。

 

 

Executive Kitchen Chef Mr. Takashi Yamamoto

 

satsuki

「SUZUKI」の奥に別室である10席限定の寿司カウンター「皐月」。鈴木シェフが作る「おまかせ」は一日に2回(7:30pm/9:30pm)の予約のみ。(250ドル)。寿司のみの「サンセットメニュー」(130ドル)もある。(5:30pm/6:30pm)

 

 

 

You may also like
食品SPAのサンクゼールが消毒用アルコールを生産
医療機関へ2,000本寄付(オレゴン)
Sanpoutei President
新潟県発、
こだわりの煮干しだしスープで海外のラーメン市場に挑戦
Yelpのエリート限定パーティをゴーゴーカレーで開催!
赤坂 寺庵主宰 浅尾先生による 秋冬の精進料理教室
ニューヨークにて開催