米国では、ビジネスを営む上で生じる法的な疑問や問題を「気軽で安全に」相談することは容易ではない。一般的に弁護士報酬の相場は１時間数百ドル以上、時には1000ドルを超えることもある。迂闊に相談すると、後で高額のリーガルフィーに驚くことになりかねない。「コストを削りつつなんとか米国で活路を見出そうと苦しむ企業にとって、弁護士費用を可能な限り抑えつつ、良い弁護士に巡り会うことは死活問題です。しかし、この点で恵まれていない企業がとても多い。こうした企業にも最適な企業法務を提供したいのです」とクリーク＆リバー・グローバルの木村代表は、その熱い想いを語る。
木村氏のもとには、日々様々な企業から相談が舞い込む。高額な弁護士費用に躊躇し弁護士への相談を控えてしまう企業。成果が出ていないにも関わらず、高額な弁護士費用を請求されている企業。日本・ニューヨーク州の弁護士として両国のトップローファームで経験を積んできた木村氏は、こうした葛藤の中に悩みもがく企業を助けたいとの想いから起業を決め、現在はクリーク＆リバー米国子会社のクリーク＆リバー・グローバル代表として活躍している。同社では、「コンサルティング」「弁護士案内」「スタッフィング」の３つをコアに、在米日系企業が抱える問題解決に向き合っている。
コンサルティング
「そもそも弁護士を雇う必要があるのか。そして、どんな弁護士が最適なのか」— 木村氏自らは弁護士としてのアドバイスは行わないが、自身の弁護士そして企業経営者としての経験や視点をもとに、法務リスクを踏まえた経営判断にも踏み込んだ実践的アドバイスをリーズナブルに提供している。時間や回数に拘らず、事案全体の中からキーとなる法的論点を抽出し、ピンポイントで最適な弁護士へと繋げていく。これまでもＭ＆Ａ、知財、雇用、訴訟、証券法、独禁法など幅広い問題に対応してきており、企業にとっては、リーガルコストの大きな削減を期待することができる。
弁護士案内
クリーク＆リバー・グローバルは、フリーランスの提携弁護士から一流法律事務所のトップ弁護士まで、米国内だけで６００名を超える優秀なアメリカ人弁護士ネットワークを持つ。そのため、案件に応じた最適な弁護士を企業と繋げることができ、国境を跨ぐ案件でも、全世界20か国以上数千人の提携弁護士の中から最適な弁護士を組み合わせ提案する。トップクオリティを維持しつつ、多種多様な弁護士を擁する弁護士ネットワークを強みとし、英文契約・文章のドラフトや法務リサーチのための弁護士案内などフレキシブルに対応する。弁護士費用の面でもフリーランスの提携弁護士をうまく活用するなど、相談企業に見合ったアレンジを行う。
スタッフィング
米国法務の最前線で多発するリーガルイシューを適切な日本語で日本のマネジメントに正確に伝えることは簡単ではない。同社は、日本の弁護士資格と米国の法学修士号を持つ人材を素早くリーズナブルに紹介・派遣し、このコミュニケーションギャップを埋める。米国で様々な法律問題を抱え、正確な情報を伝える必要に迫られている日系企業にとり、非常に利用価値が高い。
企業法務のオンラインプ ラットフォーム『ＪＵＲＩ ＳＴＥＲＲＡ』を運営するクリーク＆リバー・グローバル。ここでは、弁護士が国境・専門の壁を越えて自由に繋がり合い、企業と弁護士間でも柔軟にコミュニケーションを取る。
「今、私たちが米国で展開しているコンサルティングなどのサービスは『ＪＵＲＩ ＳＴＥＲＲＡ』と同じ理念で動いています。国境を跨いでも弁護士同士が相互に補完し合い、企業が最適な弁護士からベストアドバイスを受けられるようにする。これが私の最大の目標です。企業も弁護士もより多様な選択肢を得て、さらに大きく成長することは間違いありません。」
企業法務の新しい扉が今ゆっくり開き始めている。
木村 剛史 弁護士：
CREEK & RIVER GLOBAL, Inc.のCOO兼General Counsel。日本・NY州弁護士。
日米トップローファームでM&A取引を中心とした企業法務と金融・証券規制の弁護士として10年、米国ITスタートアップ企業経営者として3年。東京大学法学部卒、バージニア大学ロースクール(LL.M.)卒、ハーバードビジネススクール(EE/HPLP)修了。西村あさひ法律事務所(シニアアソシエイト)、東京証券取引所自主規制法人(マネジャー)、金融庁検査局(金融証券検査官)、Debevoise & Plimpton LLP(NY, International Attorney)、CocoPPa, Inc. (CFO/CAO/GC)などを経て現職
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