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BEAM SUNTORY “歴史と品質への誇りを、消費者に伝える” John J. Horn氏 (NY州マネージャー)インタビュー

<往年の主力商品を売り続ける企業戦略>

歴史と品質への誇りを、消費者に伝える

BEAM SUNTORY NY州マネージャー John J. Horn氏 インタビュー

1795年以来ウィスキーひと筋で歴史を紡いできた元ビーム社が、東洋のウィスキーづくりの雄、サントリー社の傘下になり約3年半。「長い歴史を持つ両社が統合した事は、言うまでもなく互いに相乗効果をもたらしました」と、元ビーム社歴13年、生粋のニューヨーカーとして米国で最も独特なマーケットであるNY州を統括するホーン氏。「統合により流通面はもちろん、互いの消費者層を共有できます。両社の違いを乗り越える事で、レバレッジ効果が生まれ、強みにもなりました」と語る。

サントリー社、ビーム社にはそれぞれの主力商品を軸に長年事業展開してきたという共通点があった。そして商品の品質、創業家の精神を守るための姿勢といった部分で統合前から共鳴していた。「消費者の皆さんは商品そのものだけでなく、ウィスキーが作られた背景に注目し信頼性を求めています。幸運にも弊社にはそれを語り伝えられるだけの歴史と品質、ブランドが構築されています。米国や日本国内だけでなく、世界的に酒類企業として今後益々成長していくでしょう」。

創業家の一族がマスターとして今も品質管理をしているという厳格さ、そして彼らが前面に立ちキャンペーンを展開する。こうした活動が同社のブランドバリューと信頼性を高めており、ロングセラーを維持し続けている。

http://www.beamsuntory.com/

「企業概況ニュース」2018年1月号掲載