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JENNER BLOCK LLP
正田美和弁護士

名門法律事務所で担う日米の橋渡し役
JENNER BLOCK LLP
正田美和弁護士

「弁護士は天職と思っています」そう想いを熱く語る正田弁護士は、全米に約500人の弁護士を有する大手法律事務所であるジェナー&ブロックで、日本企業案件を担当する弁護士だ。技術や特許、様々な契約関係等に関する複雑な訴訟や米国政府による調査案件、大型のM&A等の取引案件から、日常的に発生する契約や雇用問題まで、様々な種類や大きさの案件を取り扱う。日本の弁護士資格も有し(現在は休会中)、日本の大手法律事務所において弁護士として執務を執った経験や、日米双方の法制度についての深い理解は、米国でビジネスを行う日本企業ならではの悩みに深く寄り添い、女性ならではのきめ細かい気配りと相まって、正田弁護士のもとには数多くの日本企業から様々な相談が寄せられる。

ジェナー&ブロック

100年以上の歴史があり、全米トップクラスの事務所として各方面から繰り返し高い評価や数々の著名な賞を受けている米国の法律事務所。同時に、約50年にわたって様々な業種の日本企業にサービスを提供し続けてきている事務所である。日本企業案件専門チームには、日本人弁護士が複数名在席しているほか、日本のビジネス文化に造詣の深い米国人弁護士も数多く所属し、様々な種類の日本企業案件に豊富な経験を有する。シカゴ、ニューヨーク、ワシントンDC、ロサンゼルス、ロンドンにオフィスを有し、これら以外の都市も含む全米各地で日本企業を代理している。

日本企業向けのアドバイス

「例えば証拠開示制度や秘匿特権のように、米国には日本とは大きく異なる特有の法制度がありますが、日本の法制度に精通している方でもなかなか理解しがたいのは当然のことです。逆に、日本法や日本の法制度を知らないアメリカの弁護士からしてみれば、日本企業の方がなぜ理解できないのかわからないものです。少しでも不明な点があれば、信頼できる弁護士に遠慮せずに質問して、十分に理解したうえで意思決定をすることがとても重要です。また、日本のビジネス文化を知らないアメリカの弁護士にとっては、日本企業の方針や考え方が理解できないこともよくあります。十分なコミュニケーションが必須です」。日本企業と米国人弁護士の橋渡し役を担う正田弁護士。これが大きなやりがいにも繋がると言う。双方にとって理解できないまま事が進んでは、お互い不満も溜まり、良い結果に繋がらない。十分理解してもらえるまで説明をし、納得を得た上で次のステップへ進むことに拘り、そのための時間と労力は惜しまない主義だ。また、日本の特有なビジネス文化についての理解がキーとなる案件も少なくないと言う。「日本には、昔の財閥系グループの名残で、全く異なる企業であっても企業名の頭には同じ名称がつくことがありますが、アメリカ人から見ると同じ名称がついていると同じ会社という認識があり、その誤解が原因で法的問題が発生することもよくあります。こういった点を訴訟や取引案件の中で説明していくのも私の重要な役割のひとつです」。日米双方の法制度や日本のビジネス文化の十分な理解に基づく正田弁護士のアドバイスは、法制度やビジネ ス文化が大きく異なる米国において法律問題に直面した様々な業種の日本企業から、非常に高く評価されている。

弁護士は天職

今後もずっと米国で弁護士を続けていきたいという正田弁護士。「この仕事が好きです。性格的にも向いていると思っています。渡米して11年が経ち、大企業から小さな企業まで、様々な日本企業の様々な案件に取り組んできました。この先もずっとアメリカで日本企業の代弁者として、日米の橋渡しとなる弁護士としての役割を全うしていきたいと思っています。日本とアメリカ双方でセミナー活動なども行っており、米国の法制度を日本の方々により理解して頂く活動にも積極的に携わっています。これからますます日本企業がアメリカで活動しやすくなるよう、法的側面での架け橋になれたらと考えています」。

 

JENNER & BLOCK LLP
シカゴ、ロンドン、ロサンゼルス、ニューヨーク、ワシントンD.C.に合計約500人の弁護士を有する、米国の総合法律事務所。1914年の設立以来、全米各地の重要な訴訟や仲裁、米国史上に残る数々の著名なホワイトカラー案件、様々な種類・規模の会社取引案件等、多岐にわたる分野で非常に高く評価されており、チェンバースUSA誌、アメリカン・ロイヤーズ誌、USニュース誌等で、全米でもトップレベルの法律事務所として、繰り返し選出されている。日本案件については、約50年近くに渡り、訴訟、仲裁、調査案件、反トラスト案件、ホワイトカラー案件、知的財産案件、M&A、会社法案件、取引案件等の様々な分野の案件で、数多くの日本企業を代理している。日米双方で弁護士資格・弁護士としての執務経験を有する日本人弁護士が所属しており、日本企業特有のビジネス文化を踏まえながら、米国法制度や米国法実務の中でどのように対応すべきか、数多くの日本企業にアドバイスを提供している。

正田 美和弁護士:東京大学法学部卒業、同大学院修士課程修了。在学中に司法試験に合格。森・濱田松本法律事務所で執務後、シカゴ大学ロースクールLL.M.修了、2008年からLAで執務。CA州、NY州、日本の弁護士資格を保有。母国語は日本語、英語は極めて流暢。

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