Home > Interview > NY | 経営サイドの立場を守る!移民弁護士チーム | ショーン・ハナガン氏

 ニューヨーク州ホワイトプレインズを本拠地とするジャクソン・ルイス弁護士事務所は、全米54拠点、弁護士800人を抱えるワークプレイス(職場法)専門の弁護士事務所。「ALL WE DO IS WORK」というスローガンの下、ワークプレイスに関する数々の案件を取り扱う。設立当初は組合との交渉に特化してきたが、時代の流れとともに訴訟や401 K などの福利厚生、移民法、アファーマティブ・アクションへの対応と、その対応領域を少しずつ広げてきた。こうした歴史の中で同事所が一貫して守り続けるのが、「常に経営サイドの立場に立つ」ということ。各企業の人事部や雇用・社内規約作成担当者から寄せられる様々な相談に対し、的確なアドバイスをすることで、一つずつ信頼を積み上げてきた。

ハナガンさんは、ここに所属する25名からなる移民法弁護士チームのリーダー。昨今の厳しい就労ビザ状況への対策や、CIS(ビザ取得関連機関)、ICE(ビザ違反調査機関)への提出書類作成アドバイスなどと、その業務は多岐に渡る。従業員の就労ビザの有無だけでなく、I9 フォームなどの書類不備に対する取り締まり( エンフォースメント)も、近年急速に強化されている。ハナガンさんが入所した18年前には9対1だったビザ関係とエンフォースメントの問い合わせ比率も、今ではエンフォースメント案件が4割近くを占めるまでになった。こうしたイミグレーション・コンプライアンス違反による高額なペナルティ費を回避するにはどうしたらよいのかも、企業が考えるべき重要課題となっているのだ。「ジャクソン・ルイスには、様々な経歴を持つ25人の移民専門弁護士が集まっています。政府や移民局からの転職者など豊富なバックグラウンドを持つネットワーク力は、非常に大きな強みと言えるでしょう。移民法チームの枠を越えても、給与やタックス、組合対策など各分野のスペシャリストが事務所内に揃っているので、必ず皆さんのお役に立てると思います。今後は、この移民弁護士チームを100人体制に育て、さらに多くの企業をサポー トしていきたい」。

サムライや忍者を通して日本文化への興味を深めた少年期。大学時代には日本留学を経験し、再訪した日本では、ラジオ英会話講座の講師も務めた。職場を離れれば、日本人の奥さんと6人の子供たちが待つ自宅へと向かう。「家に帰ると騒がしくて、好きな読書も中断しなければなりませんが、この家族と過ごす時間が本当に楽しいのです。自分が体験してきたように、子供達にもこのバイリンガル環境を楽しみ、それぞれの日本との繋がりを築いてもらいたい」と優しい父親の顔を覗かせた。

企業概況ニュース 2015年10月号掲載

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