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OLED 照明を北米市場で展開
《カネカ・アメリカス・ホールディング・インク》

熱も紫外線も出ない
OLED 照明を北米市場で展開
《カネカ・アメリカス・ホールディング・インク》

MBS樹脂や変成シリコンポリマーといった高機能性樹脂、ポリイミドフィルムといった電子材料、コエンザイムQ10といった機能性食品素材、血液浄化システムなどの医療機器、航空・宇宙用途向けの配合樹脂など、様々な幅広い商品を手がけているカネカ・アメリカス・ホールディング・インク(本社テキサス州ヒューストン)が、北米での有機EL照明ビジネス(OLED照明)に力を入れ始めている。

同社のOLED照明は、厚さわずか1.1ミリの薄い面で光る光源で、通常のLEDに比べてより自然光に近く、目に優しい柔らかい光が特徴。また、モノ本来の色を見やすくするため、服飾店やビューティーショップなど、生地の素材感やディテール、色の表現にこだわる場所でも導入が期待される。現時点では、外形9センチ四方のタイル状の商品のみでの販売だが、数枚を組み合わせることで大きな照明にしたり、コンピュータ制御で光の明暗を時間調整することも可能。またアメリカ市場を睨み、日本の組子調デザインを取り入れるなど工夫次第で様々な利用が可能となる。

発熱が少なく、紫外線を発しないため展示物などを傷める心配もなく、博物館や美術館での導入や、雰囲気照明としてホテルや医療系施設での導入も期待される。

OLED照明についての問い合わせ
https://www.kanekaoled.jp/en/index.html

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