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《ジャパン・コーポレート・アドバイザリー》 代表 平井 聡 氏

【カリフォルニア特集: INTERVIEW】
《ジャパン・コーポレート・アドバイザリー》 代表 平井 聡 氏

【カリフォルニア特集: INTERVIEW】
M&A成功の秘訣は、綿密なプランと市場を熟知した人材

ジャパン・コーポレート・アドバイザリー
代表 平井 聡 氏

ヤフーやアマゾンといったIT企業の登場に、大きな衝撃を受けた ─── 時代が大きく動き出すと。すぐに勤めていた投資銀行を辞め、ジャパン・コーポレート・アドバイザリーを立ち上げ、日系企業が米国進出する際の支店登記からビザ手配や事務所立ち上げ、病院や自動車免許のヘルプなどまで、できることは何でもやった。そこから信頼を築きあげ、マーケティングや展示会のサポート、M&Aやファンドの相談と事業を拡大してきた。

現在、事業の柱はM&Aサポートやアセットマネジメントに軸足を移し、全米で不動産や企業に出資した際の仕組み作りをサポートしている。 50 億のファンドをどう分散すべきかと悩む中小企業オーナーの相談、大手企業のアメリカ進出時の資金配分と経済成長率の分散プロポーザル提案などと対応案件は幅広く、その登記簿謄本から保険加入、プロパティマネジメントや決済管理までをワンストップで対応している。

「海外進出やM&A成功には、きちっとしたプランと、それを実行する市場を熟知した人材が不可欠です。日本人特有の遠慮がちで控え目な態度や交渉力の不足、そして駐在員の限られた滞在期間が不信感を生み、成功を妨げているのです。アピールするところをしっかりとアピールし、適切な対応をしていけば何も難しいことはありません。
アメリカでのビジネスも〝人ありき〟です。綿密なプランを組んでしっかりと対応としていけば、必ず良い経営状態へと繋がっていきます」。


日本で生まれ、4歳から中学までをニューヨーク、イギリス、大学は日本と、各国の文化を吸収しながら育ってきた。その後はイギリスでナットウエスト銀行に入行、ソロモンブラザース証券会社への転職でニューヨークに移り、投資の知見を深めた。こうした背景が、アメリカ人とのパワフルな交渉に臆すことなく、その場の雰囲気を読みながら結果へと繋げてきた平井さんのスタイルを作り出している。

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《企業概況ニュース 2018 年 8 月号 掲載》