Home > CATEGORIES > セキスイ・ハウスLLC ダラス近郊に都市開発用地を買収

セキスイ・ハウスLLC ダラス近郊に都市開発用地を買収

2015年3月、積水ハウスの米国子会社・北米セキスイ・ハウスLLCは、投資会社ウィーロック・ストリート・キャピタルが所有していたテキサス州デントンカウンティの都市開発用地をこのほど10億ドルで買収した。
同地は、キャニオン・フォールス開発と呼ばれる都市開発を目的に計画されていたもので、計画では、地元開発業者とともに、973エーカー(120万坪)の土地に、1289戸の住宅物件と商業施設を建設する予定となっている。ロケーションはフォート・ワース空港から北へ車で20分ほどの距離。ミネアポリスに向かう幹線道路35W が近くにある。

 

CANYON FALLS Highland Homes Model

写真 http://canyonfallstx.com/

開発投資する背景には、トヨタ自動車の本社機能がダラスに移転することで、部品メーカーをはじめとする関連企業の進出が見込まれ、近郊の住宅事情が一変することが考えられている。同社は、不足する住宅事情へのてこ入れとともに、これを機に、テキサス州以外での開発にも力を入れようとしている。
積水ハウスの海外事業は、オーストラリア、中国、シンガポール、そして米国。特に米国はロサンゼルス、デンバー、シアトル、ポートランド、ワシントンDCなど全米30以上のコミュニティ開発に携わり、サステイナブルな取り組みが評価されている。
今回の大型買収案件に関して、地元で不動産業を30年以上手がける松下不動産の松下社長は、「今まで開発があまり進んでいなかったダラスの北西部が、この開発で、今後さらに将来的には発展していく可能性が出てきました。トヨタのダラス進出は、関係企業の進出とともに、その従業員の住環境の充実が焦眉の急」と、将来の住宅事情の変化を予測している。

 

CANYON FALLS2

写真 http://canyonfallstx.com/