Home > Featured > これぞストリーミングサービス戦国時代

従来のメディアを根幹から変えてしまったビジネスモデル

eMarketer 社の調べによるとアメリカ国内での “コードカッター” テレビ解約者の数が 27.1 ミリオンに達すると予測している。これは一年の間に 22 %もの増加である。

Nielsen 社のレポートによると、テレビは未だにアメリカで最も使われている電子デバイスであるが、世代によって全く異なった統計が算出された。18 歳以上の一日の平均テレビ視聴時間は5時間弱であるのに対し、 18 ~ 34 歳の若者の平均視聴時間は2時間程度だ。因みに65 歳以上の平均視聴時間はおおよそ 7 時間半である。いかに若者がテレビを見なくなったかが窺えるだろう。また、S&P Global Market Intelligence の調べによると、2000年のテレビサービスの年額料金は平均で700ドルであったが、2017年は1200ドルに値上がりしているとのことだ。月に換算すると約100ドルだが、一方でメディアストリーミングサービスの価格帯は月額6~ 80 ドルである。消費をしないミレニアル世代に言わせてみれば、テレビ契約料金は無駄である。しかしながら、メディアストリーミングサービスは数あるストリーミングオプションから自分の好みに合わせてカスタマイズできる為、無駄なお金を払わずに済むので、出費を抑えることが可能だ。また、スマートフォン、PC、スマートTV等の様々なデバイスで視聴できるために各ライフスタイルに合わせて便利に利用できる。では、実際にこれらストリーミングサービスの勢力図はどうなっているのだろうか。

今回はTVコンテンツに特化したTVライブストリーミングサービスとビデオに特化したビデオストリーミングサービスの2つのグループに分けた。

図の右サイドにあるのがTVストリーミングサービスで、従来ケーブルや衛生を経由していたテレビ番組チャンネルをスマートTV・PC・スマートフィーチャー経由で視聴するサービスである。ターゲットとしては従来通りテレビコンテンツに興味があるコードカッターである。大抵、スポーツ、政治経済、カートゥーン、ニュース、映画、ドラマ等大概全てを網羅するが、各サービスによってコンテンツが微妙に変わってくる。

左サイドにあるビデオストリーミングサービスはTVストリーミングサービス同様だが映画やドラマに特化している。ターゲットはテレビコンテンツには興味はないが、映画やドラマを視聴したい人たちだ。TVストリーミングサービスに比べると内容は劣るが、格安で映画やドラマを視聴できる。テレビ離れが進んでいるミレニアル世代にはぴったりだ。

《企業概況ニュース 2018 年 10 月号掲載》