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《旭酒造》

世界的人気を持つ日本酒「獺祭(だっさい)」を製造・販売する旭酒造(山口県岩国市)では、11月14日ニューヨーク市内ホテルにて「獺祭パーティ2018」を開催した。同社では、数年前から獺祭ファン拡大のため、そして販促目的のためのイベントを開催しており、今回も多くのファンが会場に集まった。会場ではDASSAI 23やDASSAI BEYONDをはじめ、各種獺祭をテイスティングすることができ、日本から駆けつけた桜井博志会長、桜井一宏社長との歓談を楽しむ機会にも恵まれた。

旭酒造では、ニューヨーク州ハイド・パークに大規模な酒蔵を新設することを発表しており、2020年の完成を目指してプロジェクトが動き出している。この酒蔵は料理大学として知られるカリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ(CIA)とのコラボレーションによるもので、獺祭の名前を使わない純米大吟醸専門の酒蔵として展開する。原料の麹米は日本から山田錦を、そしてそこに米国産のカルローズ米を使用して製造する。桜井博志会長は言う。「ニューヨークには新しいものを受け入れる土壌があります。獺祭が世界的に広がっていったのも、ここニューヨークからです。こうした人々の気持ちに応え、そして新しいことへ挑戦していきたいという想いが、今回の酒蔵新設という形に繋がったのだと思います」。

桜井一宏社長のスピーチでは、「7月の西日本豪雨の影響で私たちの酒蔵も大きな被害を受けました。その時もニューヨークの皆さんから暖かい応援メッセージを頂き本当に救われました。こうした場所で新しい日本酒を造れる喜びは計り知れません。日本食や日本文化に興味を持つ人たちだけではなく、アメリカでも日常的に美味しい日本酒を飲んで頂きたい───それが私たちの想いです」と話してくれた。

ハイドバークに新設される酒蔵は、6万2,400㎡の敷地に獺祭と同じ醸造設備を備える4,877㎡の建物が建設される。酒蔵は常時見学可能で、テイスティングルーム付のリカーストアを併設する予定。

5 St. Andrews Rd., Hyde Park, NY 12538

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