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~Medpius~

日米専門医療の架け橋                                              医療専門家 河田宏
~Medpius~

 

在米邦人の帰国などの際の医療情報の翻訳・紹介状の作成・適切な医療機関紹介を手掛けるMedpius(メピウス)は、日米間の医療の移行や医療情報の伝達がスムーズにいくような「医療の架け橋」となる新しいサービスだ。

特に長期の治療を続ける患者にとって、米国を離れた後、日本での適切な医療継続先を見つけることはとても重要である。メピウスは、正確な医療情報の確実な伝達と然るべき医療機関への紹介で、患者の不安を取り除き、医療事故を未然に防ぐ。

 

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代表の河田宏さんは、オハイオ州、カリフォルニア州を経て、現在はオレゴン州で心臓、不整脈専門医として活躍する、内科、循環器科(心臓病学)、および不整脈(心臓電気生理学)の分野で15年以上の経験を持つスペシャリストだ。日本の医学部を卒業後7年間、東京や大阪で内科、循環器科の診療に従事した後、渡米。米国でも循環器科を中心に8年間臨床に携わってきた。日米の両国で内科、循環器の専門医資格を持つ数少ない医師の一人である。

ある日、知人に「日本に帰国するが、米国で受けてきたような治療を日本で継続できるか」と相談されたことをきっかけに「日米間の医療の移行」という問題を認識した。その知人は帰国の際に、米国の病院から百枚を優に超える分厚い英文カルテを手渡された。ある相談サービスを利用したが、大病院が羅列されたリストを渡されただけで、より不安が募り、途方に暮れていた。

「日本では医療機関を変える際に、診療情報提供書(紹介状)が作成されますが、米国ではそのような制度がありません。医師に依頼しても、まとまりの無い分厚いカルテのコピーを渡されるのみであることが通常です。また、その作業も医師ではなく事務員が行うため、多くのミスを伴います。

これらの不備を、専門知識に乏しい患者様やご家族が見つけるのは不可能です。ご帰国前に、今までの診療情報がきちんと手元にあるかを専門家の助言を得て確認することが不可欠です」と河田さんは指摘する。

 

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また、日本での医師事情をこう話す。「英文カルテを日本の医療機関に持ち込んでも、まず、英語がきちんとできる日本人医師が多くはありません。大学病院などでは留学経験のある専門医がいることもありますが、それもほんの一握りです。また、留学を経験したからといって、臨床の専門医療英語に精通しているとは限りません。日本帰国時には、英語が堪能な専門医への受診が必要です」。

もしそのような専門医が見つからない場合、通常の日本の医師にかかるために医療情報を翻訳する必要がある。しかし、使用される薬の名前すら違う日米間では、カルテの要約も容易ではない。「医療情報が正確に翻訳されない場合、Lost in Translationが起こりえます。これは、医療において、内服薬や治療の中断、さらには誤診にも繋がりかねません」。命に係わる医療情報の翻訳に誤りは許されない。メピウスでは、専門医師による正確な翻訳を含め、日米間の医療の違いを踏まえた適切な医療情報を日本の医師に伝える。

類似のサービスとして、例えば、日本の保険会社が日本の医療機関を紹介することもある。しかし「実際はインターネット検索で調べた情報や、帰国先周辺の大病院を紹介するにとどまる場合が多いようです。保険会社が日本の医療事情に精通していない印象を受けます。それでも患者様は、大きな医療機関になんとか予約を取りつけ、英文の膨大なカルテを持参して受診しますが、大病院特有の短い診察時間内で、医師が膨大なカルテを正確に理解することはほぼ不可能です。その結果、医師・患者共に不満が残ることが少なくありません」。英語が堪能な専門医師のネットワークを利用する価値がここにある。

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メピウスでは、独自のネットワークを活用し、日米双方で資格を持つ専門医が翻訳や病院の紹介にあたる。「しっかりとした専門医がサポートすることで、一人でも多くの患者様の不安を無くしたいと思っています」。言語や習慣の違いにより米国駐在員が抱える医療の悩みを解決し、日本帰国者へのスムーズで適切な診察の移行をサポートしていく。

 

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Medpius
Tel: (949) 229-2156