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日系企業のビジネス旅行をサポート
United Airlines アジア・パシフィック営業部チーム

少数精鋭チームで、
日系企業のビジネス旅行をサポート
United Airlines アジア・パシフィック営業部チーム

少数精鋭チームで、日系企業のビジネス旅行をサポート
アジア・パシフィック営業部長に、四辻公男さんが就任

ユナイテッド航空
アジア・パシフィック営業部チーム

 ここ数年で大規模な改革を推し進めているユナイテッド航空。機内食やポラリス・ビジネスクラスやプレミアム・プラスなどのインフラ改革はもちろんだが、昨年から取り組んでいるアメリカでの営業組織改革は、2010年末のコンチネンタル航空との合併以来、最大規模のものとなる。特に「効率化」に焦点を当てたIT技術の導入による社内内部改革が一気に進められ、その一環として、今年1月にアジア・パシフィック営業部が新体制となり、そのトップに四辻公男さんが就任した。四辻さんは、ノースウエスト航空、コンチネンタル航空、ユナイテッド航空と3つの米系航空会社で28年の経験を持ち、そのノウハウを活かしたチーム作りが期待されている。

 最新ITの導入により、契約企業及び契約旅行会社向けに設けられた「JETSTREAM」専用サイト内において、同社マイレージ・ステータスやユナイテッド・クラブ会員権などの付帯サービス購入可能となる「アメニティ・ファンド」導入や、契約に掛かる社内手続きの一元管理を実現した「ビジネス・インサイト」導入など革新的なシステムやツールが取り入れられ、営業のやり方も大きく効率化、変化を遂げている。「路線ごとの損益および顧客データを分析する路線開発担当部署が本社営業部に設立された事により、同部署のデータが立てた綿密な戦略をもとに、効率的に利益を押し上げていきます。アジア・パシフィック営業部でも、少数精鋭で実績を上げることが求められていますので、太平洋路線でパートナーを組むANAとの関係を強化し、アメリカ国内の日系、アジア系の企業および旅行会社との関係も一層深め、売り上げ拡大を目指してまいります」。

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 1987年に関西学院大学を卒業。高校時代に、商社勤務の父親の海外転勤により家族帯同で暮らしたオーストラリアでの生活や、大学時代に伊丹空港でアルバイトした影響もあり、就職先として外資系航空会社のノースウエスト航空日本支社を選んだ。最初の配属先である機内食部では現場研修として、千葉県成田市の自社機内食工場で作られた機内食や飲み物を成田空港に駐機している十数機あった同社機体に積み込む経験もした。その後、同社で予約センター、営業、マーケティング、他企業での営業経験を経て、2005年にコンチネンタル航空に転職、アジア・パシフィック営業部の日本人営業としてニューヨークへ渡米することになった。

 「米系航空会社に、日本人営業マンがいる意味とは何か考えることがあります。航空業界は運輸業と同時にサービス業ですので、アメリカにお住まいの日本人のお客様のニーズにできる限りお応えしながら、ユナイテッド航空をご利用頂き喜んで頂くのが何より嬉しく、やりがいを感じます。アメリカでは、これからも日系マーケットの存在感は高まっていきますし、日本人の求める高い顧客サービスは、今やグローバル・スタンダードになりつつあります。当社では日本人営業担当をロサンゼルス、シカゴ、ニューヨークの米国主要地域に配置していますので、在米日系企業、旅行会社、商工会や日米協会などの皆様との関係をより深いものとしていきたいと考えています」。

 営業として、ずっと現場の声を聞いてきた。ここで得てきたネットワークやノウハウを自らの武器として、時には黒子として部下を支え、時には自ら現場に赴き、自身でアカウントを担当しながらプレイング・マネージャーとして活動する。その根底にあるのは、どうしたら会社及びチームに貢献できるかということ。「日系企業の出張経費に掛かるコスト削減と、出張者皆様の快適な出張のお役に立つプログラムを提案し、企業様ごとに異なるニーズをいち早く理解するため、とにかく現場を大切に、真摯にお客様と向き合い、スピーディに行動することをチームのモットーとして共有していきます」。

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 2020年開催の東京オリンピックを目前に、羽田空港の発着枠が大幅に増やされる。「当社では全米5都市、およびグアムからの羽田直行便を申請し、年内の認可を待っているところです。現時点で既に、日本とアジア・パシフィック路線の運航便数は、米系航空会社中で最多を誇っています。ユナイテッド航空が、日本、そしてアジアマーケットを非常に重要視する航空会社であることは間違いありません。今後も、ANAと一緒に協力し、日系旅行会社との販売体制を強化しながら、新アジア・パシフィック営業部一丸となってアメリカの日系マーケットをサポートさせて頂きたい」と、四辻さんはその意気込みを語ってくれた。

《企業概況ユース 2019年5月号掲載》

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