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4月1日開始

<未来のカタチ ここからスタート>
米国2020年国勢調査はじまる

 国勢調査局では2020年4月1日をセンサス・デイ(Census Day:国勢調査の日)と定めて、2000年から3回目になる10年周期国勢調査を全米50州で実施する。

合衆国憲法は、国勢調査で集計された人口によって米国下院の議席を再割り当てするため、10年に1回人口調査を行うことを義務としている。そこで集計されたデータは、年間6,750億ドル以上の連邦予算の、医療、仕事、学校、道路、ビジネスを含むサービスやインフラに使用する州や地域のコミュニティへの分配を決定する基礎データとして採用される。

国勢調査局とコミュニケーション請負業者Young & Rubicam(Team Y&R)は「未来のカタチ。ここからスタート。」(Shape your future. START HERE.)というキャッチフレーズとロゴのプラットフォームを作成し、英語に加えて日本語を含む12言語に翻訳し、米国内の全世帯の99%以上で話される言語をカバーできるようにした。国勢調査局長のスティーブン・ディリングハム博士は「このプラットフォームは、英語をあまり話さない世帯に国勢調査の重要性について理解してもらい、全国すべてのコミュニティから完全かつ正確なデータを集める重要な役割を担っている」としている。

 

国勢調査の基本:知っておきたいこと

  1. 全員を数える:適切な場所で、米国在住者全員を一度ずつ数える。
  2. 公平な代表制に関わる:10年ごとに、下院の議席を再分配して各州の議席数の決定に使われる。
  3. 区画改定に関わる:10年ごとの国勢調査が終了するたびに、州の職員が、人口の増減を踏まえてその州の連邦議会と州議会の選挙区の協会を再調整する。
  4. 国勢調査データは重要:合衆国憲法により義務付けられており、国勢調査の結果に基づいて、議会における各州の議席数、選挙区の画定、6,750億ドル以上の連邦政府の資金の分配が決定される。
  5. 参加は住民の義務:国勢調査への回答は必須であり、つまり民主社会に参加し「私は人数に入っています!」と主張することでもある。
  6. 個人情報は保護される:連邦法により個人情報および回答は保護される。また法の定めにより、回答は本人の不利になるように使用できず、統計作成のためのみに使用され、政府機関や裁判所と情報を共有することは決してない。

 

国勢調査データは身の周りの至るところで使われている。

  • 立法、生活の質、消費者の権利擁護に関わるコミュニティの取り組みを支援するため
  • 地方政府は、公共の安全と緊急時の準備のため
  • 企業は、雇用を創出する工場、事業所、店舗を建設する場所を決定するため
  • 不動産開発業者は、新しい住宅を建設し古い地区を活性化するため

 

ガイドに従い、郵送または玄関先に届けられた2020年国勢調査紙の調査票に記入するか、オンラインで国勢調査に回答することができる。

2020年4月1日時点で調査対象となる人

  • アパート、またはモービルホームに住んでいる人で、寝泊まりする人全員(乳幼児を含む
  • 寝泊りしていない人の場合は、オンラインで回答する

乳幼児を数える

2010年国勢調査では、5歳未満の子どもの5%、乳幼児の約100万人が人数に入らなかったと推定されている。これは、すべての年齢層の中で最もカウントされなかった人口である。2020年国勢調査でこのギャップを埋めるため、保護者の理解と協力が求められる。

  • 特定の住所を持たなず、滞在している人

調査対象ではない人

  • 介護施設(老人ホームやグループホーム)、拘置所、刑務所などにいる人
  • 大学、介護施設(老人ホームやグループホーム)、軍隊、拘置所、刑務所などを離れた後、戻ってくる予定の人

さらに詳しい情報はこちらへアクセス → 2020CENSUS.GOV