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第193回【知って得するアメリカ保険セミナー】車の種類によって変わる自動車保険料

car insurance

自動車保険の料金は多数の要素によって変わります。年齢、性別、既婚・未婚、運転年数、事故違反歴、住所、年間走行距離に加え、車の種類によっても影響します。よって、選ぶ車に応じて保険料を節約する事も可能です。

では、どのような車が保険料が割高になるのでしょうか? 保険料の中でCollision(衝突)が大きな割合を占めます。という事は衝突事故での修理にかかる費用が高い車が割高と考えられます。更に盗難率の高い車も保険料に影響します。

保険料に大きく影響する車は、馬力が高い、値段が高い、修理に高くかかる車などです。馬力の高い車はスピードが出やすく統計的にも事故率は高いようです。高価な車は修理代が高くつく事が多いので保険に影響します。アルミ素材のボディなど高価な素材で作った車や、ハイテク装置を装備した車も保険料が高くつきます。高価な車ではなくとも、修理に高くつく車もあります。クラッシュテストにて一定の衝撃でどのようなダメージがあるかをテストし、その結果なども考慮されます。

逆に、保険料が安い車は安全性の高いファミリーセダンやミニバンタイプ、クラッシュテストにて良い結果の車などです。販売台数の多い車は部品の調達も簡単なので修理も格安で出来ます。

では、実際に車によってどのくらい保険料に影響するかですが、これは運転歴や年齢によっても異なります。以下の2つの例をご覧下さい。

例1)19歳、独身男性、運転歴3年、カリフォルニア州Torrance市在住、無事故、無違反、フルカバーの場合

2019年式 Honda Accord LX 年間 $2,905

2019年式 Porsche 911 年間 $5,203

例2)40歳、既婚男性、運転歴24年、以下例1と同じ

2019年式 Honda Accord LX 年間 $1,390

2019年式 Porsche 911 年間 $1,730

例1では、2台の車で保険料に2千ドル以上の差額がありますが、例2では3百ドル程しか差がありません。このように運転歴が浅く、年齢が若い人には大きく影響し、運転歴が長い人には影響度が小さい事が分かります。年齢が若く、運転年数が短い間はできる限り保険料金に影響度が低い車を選ぶようにする事をお勧めします。 

 

安岡 忠展 社長
ダイワ保険代理店
電話:310-540-8595
e メール: tad@daiwains.com

《企業概況ニュース》2020年 2月号掲載

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