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南部エリアへと事業を拡大

[FOCUS]圧倒的マーケットシェアに奢らず
南部エリアへと事業を拡大

マックスUSAコーポレーション 
社長仙田 雅之  氏 
https://www.maxusacorp.com

新体制のマックスUSAが動き始めている。昨年4月にロングアイランドのプレインヴューにオフィスを移し、スペースも広く社内の雰囲気も明るくなった。住宅着工件数が順調なことも追い風で、同社主力商品となる『鉄筋結束機』の売上が堅調な伸びを見せる。大きなコスト節約に繋がるマックスの商品群は、人件費が比較的高めのエリアでの存在感が大きい。「今後の課題は、テキサスなどの南部エリアをどう攻めていくかです。直営セールスを建設現場に向かわせまずは使って頂く。その良さをお伝えすることができれば、自然と深いお付き合いへと展開していくはずです」と仙田さんは自負する。

 今年も良い流れが来ていると仙田さんは読む。比較的ユニーク性の高い商品のため、ニッチな市場ながらも圧倒的シェアを誇る。何よりも、20年以上に渡り築き上げてきたネットワークや商品開発力は、他を寄せ付けない強さとなった。「今後は、USマーケットに合った新製品を現地からもっと強力に発信していこうと、開発関係のベテランを日本から1人呼び寄せました。アメリカでも品質は重要ですが、それに加えて耐久性や堅牢性が求められます。すべての工具をケースに収めてしっかり管理する日本と比べ、こちらの使い方は乱暴かつ雑です。こうした違いも汲
み取りながら、お客様の心を掴む商品群を世に出していきたいですね」。

 業界シェアナンバーワンの製品を販売するには、そこに付随するサービスでも特別であるべきと仙田さんは言う。そのため、今後は人事制度の整備にも重点を置き、全体的な『組織力』アップに尽力する。「営業センスのある優秀な人材も大切ですが、それを中で支える内勤スタッフも必要です。例えばカスタマーサポート。困っていることに迅速に対応し、リピーターとの良好な関係を築く。こうした人材育成を実現していけるかが、今後の成功のカギを握っています」。率先
垂範、仙田さん自身もカスタマーサポートの講習に参加するなど、今後の大きな飛躍へと向けた準備が着々と進められている。

《企業概況ニュース》2020年 2月号掲載

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