Home > コラム > nihongo-de-columbus > 第8回【NIHONGO-DE-COLUMBUS】
不動産仲介士として③
「売り物件の賃貸転換」仲介士始まる

第8回【NIHONGO-DE-COLUMBUS】
不動産仲介士として③
「売り物件の賃貸転換」仲介士始まる

賃貸住宅探しを依頼して来るクライアント探しには困らなかったのですが、賃貸物件自体が大きく不足していました。平均年収が10万ドル超に対し当時の一軒家の取得価格は20~25万ドル。定収があれば家を購入するのが当たり前の地域にそもそも賃貸住宅というものが存在しません。

そこに高校生のお子さんと奥様と入居できるお家探しの依頼を受けます。指定された高校のある学区には始業式までに入居できる賃貸物件はありません。あるのは売物件のみ。この後どうするかの予定もないまま、ご案内したところとても気に入ってもらい、是非この家で決めたいと言われました。

そこで、仲介資格を取るずっと以前に夕食を一緒にした主人の知人が、駐在員向けに賃貸できる住宅に投資をしたいと言っていたのを思い出したのです。

ここから賃貸物件を探している駐在員の方に売物件をご案内し、決めてもらったところで投資家に購入してもらいクロージング、引渡しと同時にご入居いただくという「売物件の賃貸転換」仲介のシステムが始まりました。2012年のことです。売却のために綺麗にリノベされたお家は駐在員に好評を頂き、結果としてブローカー所属の新人仲介士350名の中で、年間取引高が1位の新人に送られる賞「Top Rising Star」も頂きました。

Keller Williams 
不動産仲介士 宮本 亜希子
 614-327-1938 
akiko@nihongo-de-columbus.com 

《企業概況ニュース》2020年 3月号掲載

You may also like
全米日系企業を網羅
「企業概況データバンク2024」登録開始!
「COME to America / 企業概況2023年度」
最新版を絶賛販売中!
《UJP》
第4回
供給不足のインダストリアル市場で注目される新たな動きとは?
《リロ・リダック》
第3回
駐在員の住宅探しにおける
契約手続き上の新たな留意点
《リロ・リダック》

Leave a Reply