Home > エリア > CALIFORNIA > 新型コロナ禍における 米国住宅マーケット事情

取材協力:RELO REDAC, INC. https://reloredac.com/


Q. 住宅テナント状況はいかがでしょうか。また家賃相場に変動は見られますか?

□ニューヨーク州

.日系企業の駐在員が弊社の主な顧客になりますが、新型コロナウィルスの影響で後任者が来られなくなり、3月や4月の契約を数か月延長する方が多く見られます。また、今は市場が止まっている状況ですが、今後動き出した際には、需要が供給より少ない場合は一時的に家賃が下がることも考えられますが、長期で見ると下がらないのではないかと思います。

カリフォルニア

.空室状況については大幅に出ているということは現時点では聞いておりません。ただこのままの都市封鎖状況が継続され経済がストップされれば特に企業倒産・縮小が行われ、更なるご赴任者の中途解約テナントが増加し、空室率が増える可能性が考えられます。しかし、米国内国民が中途解約を行う割合はほぼないのではと考えておりますので、借り手市場にはなりにくいのではと予想します。例年の時期と比較し、家賃相場が特に下がっているという傾向はみられません。都市封鎖が解除された直後は現状維持となるのではないでしょうか。

Q. 家賃の支払いが難しくなった場合の救済措置はありますか?

□ニューヨーク州

.未払いが3か月続いても、大家さんは強制立ち退きをさせることはできません。また住宅保有者に対しては、住宅ローンを3カ月間免除されます。

カリフォルニア

.家賃遅延しても、遅延金が掛からない一時的なルールができました。家賃を払えなくてもそれを理由で大家さんはテナントを強制退去させることは出来ません。また家主においても住宅ローンの返済を延滞金・ペナルティーなしで90日間ストップすることが可能です。今後の封鎖状況により、この措置内容は変動制とのことです。

Q. 新型コロナウィルスの発生を機に、多く寄せられている問い合わせ内容は?

□ニューヨーク州

.日本への一時帰国をされた方からは、空き家のチェックや、退去時の代行手配依頼が多く寄せられています。また、現在はご入居時に取付けるインターネット開設工事をご自身で行っていただいておりますので、その取付けに関するお問合せもあります。また、家賃値引きの交渉ができないかとの問合せも数件ございます。

カリフォルニア

.退去通知を出した後でも契約を延期出来るのか、通常1年契約しか認めない契約であるが、満了後月単位での契約にならないか。また、中途解約や帰国についての質問もうけております。

Q. 新型コロナウィルス終息後に考えられる住宅不動産の動きは?

□ニューヨーク州

.雇用が落ち着くまでは不動産市場の動きも静かで、価格下落が見られると思いますので、銀行の融資が得られる環境にある方にとっては購入のチャンスだと思います。ただし、今後さらに出てくるコロナの影響についてはまだ読みづらい状況なので、無理のない融資計画を立て、何かあっても持ち堪えられる形にすることをお勧めします。

カリフォルニア

.金利面ではかなり購入者に取って有利になってくるのではないかと思います。物件自体の値段が下がるのは少々時間が掛かりそうな気がしますが、長期的に見ると値下がりはすると思います。

 

《企業概況ニュース》2020年 5月号掲載

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