Home > Interview > リアルな空間での マーケティング手法を礎に
RESOBOX                            https://www.resobox.com/
代表 池澤 崇    氏 

 日本文化を広めることを使命とするRESOBOXは、ニューヨーク市内二つのカルチャースペースでアート展示会や、墨絵や生け花、舞踏などの文化教室を定期開催している。カフェ併設ロングアイランドシィ店では日本食も楽しめる。

 地元の人たちがいつでも日本文化を体験できる場所として文化事業を確立し、その後、日本企業の米国進出支援事業を始めたのは6年程前。文化事業を通して得たファンベースや代表池澤さんの人脈を活かし、日本の企業や団体のニューヨークでのテストマーケティングやリサーチ、モニタリング活動を支援している。

 池澤さんを取材したのはパンデミックによるロックダウン開始直前だった。当時リアルな場所を持つことについて「日本から来た方々がすぐにプレゼンでき、カフェも併設しているので規制が厳しいニューヨークでも食品を扱える。カルチャークラス参加者とは自然な会話が生まれ、率直な意見を聞ける」とその利点や空間への思いを話してくれた。

 ロックダウン以降、マーケティングのデジタル化は益々注目されている。しかしリアルな場所で培った人との繋がり、マーケティング手法は同社の財産だ。その後の追加取材で「秋以降を目処に、オンラインでモニタリングを開催できるよう準備中です」と池澤さんは既に緒(いとぐち)を見つけていた。カルチャークラスも今はオンラインで開催しており、そこには新たな発見があった。「ギャラリーでの開催ではライトな参加者が多いのに対し、オンラインだと日本文化に対する知識を深めようと受講される方が多く、リピーターが多いので教える側としても励みになるようです」。

 オンラインでの教授法に試行錯誤したこともあったが、迅速に対応していった。また、参加エリアが限定されないため、これまで受講できなかった人も参加できるようになりオンラインの良さも実感している。池澤さんは「まだ模索中ですね」と話しながらも、その脳裏には次の展開が映っているようだ。

《企業概況ニュース》2020年 9月号掲載
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