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デジタルマーケティングでの極端な遅れを取り戻しましょう

【DIGITAL MARKETING特集】
デジタルマーケティングでの極端な遅れを取り戻しましょう

マルチネット・インターナショナル               https://www.multinet-usa.com
社長 新村 賢   氏 

 コロナ禍において働き方に大きな変化が起こっている。特に被害の大きかった米国内ではDX化が急務となり、マルチネットでは様々なソリューションを提案し続けている。デジタル・マーケティング分野においても、手軽に取り組めるものから戦略的な長期プランまで、顧客企業DX化の伴走者として、常に寄り添った体制を取る。こうした状況下で、今すぐに取り組めるデジタル・マーケティングとして、同社では「プレゼンテーションの動画化」、「ウェビナーサポート」、そして「ウェブサイトの再構築」の3つを推奨する。

 対面での営業・マーケティング活動が困難となり、デジタル資料の重要度が高まった。中でもプレゼン動画の役割は大きい。ウェブ会議での営業でも、同じ説明を繰り返すのは時間的にも労力的にも非効率。限られた大切な時間を有効に使うために、商品説明などを予め動画リンクで送付しておけば、相互理解を深めた上での身のある打ち合わせとなる。動画はスマートフォンやデジタルカメラで撮影も可能だが、気を張らずとも簡単に撮影できる方法があると新村さんは言う。その方法は、① パワーポイントを利用する、② ウェブ会議ツールを利用する、③ ウィンドウズ10のゲーム録画機能を利用するという3つとなる。社会人であれば身近なツールで、簡単にプレゼン動画が撮影できるのだ。→「簡単にプレゼンを動画にする方法」

 次なる提案はウェビナーの勧めだ。従来のイベント活動が制限され、ましてやリモートワークにより生ライブへの参加ができないとなれば、やはりオンライン上にいかにプレゼン機会を創出できるかということが重要になる。既存顧客へのフォローアップ、そして新規顧客へのアプローチという意味でもそのメリットは大きい。それでもライブ動画の配信やイベント構築などはハードルが高いと感じるかもしれないが、そういった悩みに対してマルチネットでは、ウェビナー開催の完全サポートを提供する。デジタル会場の設置といったテクニカル分野から、ウェビナー司会進行、希望すればビデオ編集、ユーチューブへのアップまでを一貫して代行してくれる。

 最後に外せないのが、ウェブサイト再構築となる。これまでウェブサイトの役割は企業広報的なものが大きかったが、アフターコロナではさらに幅広い要素が加わる。プレスリリース配信や商品紹介はもちろん、先述の商品紹介動画やウェビナー録画動画を置くことで、重要なマーケティング展開が期待できるようになる。また、業務改善ツールとして定評ある「キントーン」をCMS(コンテンツ管理システム)として独自開発、ウェブ上のコンテンツをリアルタイムに更新可能とし、商品・顧客情報データベース化や業務効率化も可能となる。利用者のストレスを最小限に抑えるUI/UXにも工夫が要る。こうしたことを意識し、時代にあった〝意義あるウェブシステム〟を制作する。

 「デジタルマーケティングに焦点が当てられていることは間違いありませんが、マーケティングは日本本社が管理し、米国法人ではノータッチというケースが多々見られます。しかし、日本からアメリカの状況は見えにくく、本社で決めたプランや予算範囲内では戦えないのが実情です。SEO施策だけで受注に繋がる可能性は非常に低いですし、様々な形で動き始めているバーチャルイベントでも、中途半端な予算やプランでは中途半端なアウトプットしか期待できません。アメリカや韓国、台湾勢はしっかりとした予算や体制を組み、すでに動画をはじめとする豊富なデジタルコンテンツ投入など、真剣に取り組み始めています。日本企業は、出遅れている企業が多く、特に動画コンテンツやSNS情報発信は遅れを取っているという状況にしっかりと目を向けなければいけません。現地法人に権限委譲をし、しっかりとした予算を付けて本気で取り組まなければ勝てない時代なのです」。

《企業概況ニュース》2020年 9月号掲載