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不動産投資で始める資産づくり② 不動産を持つベネフィット ①

第11回【NIHONGO-DE-COLUMBUS】
不動産投資で始める資産づくり② 不動産を持つベネフィット ①

 不動産を資産として持つなら日本とアメリカのどちららが良いかご理解頂けたでしょうか。次は不動産を持つ4つのベネフィットを見てみましょう。

① 家賃収入

 購入した家にテナントが付けば家賃収入が得られます。そこから経費となる固定資産税、保険、修繕費、管理費、ローンの返済額を差引いたものが利益であり、キャッシュフローとして毎月手元に残ります。

② 節税効果

 家賃収入は給与と一緒で所得となり、所得税がかかるはずです。しかし、不動産収入の場合、特別な税制上のトリックがあります。本来は手元からは出ていかないのに、税金を計算する上で経費として計上できる「償却」を利用することができ、購入額をある一定の年数で割った数字を収入から差し引けます。アメリカの場合、家は27.5年が耐用年数となりますので、物件の購入額のうち建物部分を27.5年間に渡って経費計上することができるのです。

 もう一つ、不動産投資には大きな節税効果があります。アメリカの不動産は経年と共に価格が一般的に上がるため、売却時に売却益が発生します。しかし、値上がりした不動産を売却する時に、Tax Exchange1031という制度を使って売却益を別の不動産購入に充てると、売却益に対する税金の支払いが先送りできます。最終的に自分のリタイアする家をハワイに購入し、そこで暮らし亡くなったとしましょう。その場合、売却益に対する税金の支払い義務はあなたの人生の終わりと共に消滅します。例え、資産であるハワイの物件が子供に相続されても、それは生前の売却益に対する税金であり、子供たちに税金の支払い義務は生じません。次号では残りの2つのベネフィットについてお伝えします。

 

Nihongo-de-USA 
不動産仲介士 宮本 亜希子
 614-327-1938 
akiko@nihongo-de-columbus.com 

《企業概況ニュース》2020年 10月号掲載