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不動産投資で始める資産づくり② 不動産を持つベネフィット ②

第12回【NIHONGO-DE-COLUMBUS】
不動産投資で始める資産づくり② 不動産を持つベネフィット ②

③ キャピタルゲイン

 アメリカの不動産は年率平均4~5%の上昇を続けています。日本人にはなかなか実感しがたいかもしれませんが、2010年に東京からオハイオ州コロンバスに引っ越し、17万9900ドルで購入した我が家も2019年現在、34万ドル程度で売却が可能なのです。アメリカ人が7~9年に一度家の買い換えができるのは、経年とともに家の価格が上昇するという事実があるからにほかなりません。日本のように購入の度に価格が下がるのであれば、とてもじゃありませんが頻繁に買い換えすることはできません。貯金もないのに老後は仕事をすっぱり辞め、リタイア生活を謳歌するアメリカ人像が不思議に見えるかもしれませんが、家の値段が、知らないうちにひと財産を稼いでいるのですから納得できますよね。

④ レバレッジ(他人のお金で自分の資産を殖やす)

 年間4~5%の利回りであれば、外貨預金や保険、株など他の金融商品でも実現可能です。しかし、そのどれもが、自分の持つお金を誰かに預け、その対価として利息が付いてきます。全額現金で購入するのであれば別ですが、不動産の場合は、住宅ローンを組むことができます。投資物件の場合は、通常その価格の約20%を自分で用意すれば、残りの80%は銀行に借りることができます。不動産は、他人のお金で自分の資産を殖やすことができる──これがレバレッジを利かせるということです。他人のお金で家賃収入を得て、償却システムで本来支払うべき税金を国から返してもらう。そして、時間の経過とともに不動産価値が上がり、資産が増える仕組みなのです。「ローンの返済がありますよね?」という疑問が出るかもしれませんが、そのローンもテナントさんが払う家賃(他人のお金)で返済していけるじゃありませんか(笑)。

 

Nihongo-de-USA 
不動産仲介士 宮本 亜希子
 614-327-1938 
akiko@nihongo-de-columbus.com 

《企業概況ニュース》2020年 11月号掲載