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食とヘルスケア分野に強み
米国上市をワンストップで 支援する信頼のパートナー

《Eureka Global Solutions》
食とヘルスケア分野に強み
米国上市をワンストップで 支援する信頼のパートナー

Eureka Global Solutions    
Managing Director ボイド 敏子 さん    http://eureka-global.net/

 国際ビジネスアドバイザリーのユーリカ・グローバル・ソリューションズは食品、飲料、食品添加物、健康補助食品、化粧品、医療機器、医薬品など主にヘルスケア分野で、日本企業の米国進出を支援する。FDA(米国食品医療局)、USDA(米国農務省)、EPA(環境保護庁)、州関連の規制に関するアドバイザリーやFDAへの申請・登録手続きからマーケティング戦略まで、米国でのビジネス展開をワンストップでサポートしている。

 規制面でのサポートを行うのはFDAのOB、微生物学者、生化学博士、医師などの専門家。規制を遵守していない場合には、対象となる原材料を変更したり、新たに承認を申請するなど解決のための具体的なオプションを提示する。規制問題をクリアした後は、クロスボーダービジネスの経験豊富なコンサルタントが米国市場への上市のためマーケティング戦略についてアドバイスを行う。

 代表を務めるボイドさんは、証券アナリストとして6年、企業買収を担うコーポレートバンキングオフィサーとして10年、金融業界でのキャリアを築いてきた。コンサルティングという異業界への転身のように見えるが、実務上の共通点は多い。業界と対象製品に関する規制や動向を調査・分析し、論理的に最適なソリューションを導き出す点。そして、クライアントとの信頼関係を構築するために高いコミュニケーションスキルが求められる点だ。ボイドさんは、自身のスキルと経験が十分に活かせると考え、2010年に有志と同社を共同設立した。

 コロナ禍のビジネスへの影響としては “コロナ特需”によって殺菌・消毒用品やPPE(個人用防護具)の米国販売に関する案件が増えた一方、顧客との関係深耕のために直接会って話をすることを心掛けてきたボイドさんにとってはもどかしさも大きい。それでも、メールより電話、オンラインミーティングよりアウトドアカフェで、とできる範囲でよりオープンなコミュニケーションを試みる。

 また、マネージメントの観点から言えば「コンサルティング会社の一番のアセットはコンサルタントの質とコミットメント」とボイドさんは強調する。各々が専門知識に磨きをかけ、チームとして切磋琢磨し会社全体のレベルを向上させることがクライアントの満足度アップに直結する。「知識、経験、人脈の豊富なコンサルタントが常にやる気を持ち、クライアントのため、チームのために尽くすような会社のカルチャーを作っていくことが私の役目です。目先のこと、小さなことにとらわれて“ビッグピクチャー”を見失わないようにしたい」。

  《企業概況ニュース》2021年 01月号掲載