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人に会えない今こそ、コンテンツの力が問われる

《HIVE Los Angeles LLC》
人に会えない今こそ、コンテンツの力が問われる

HIVE Los Angeles LLC    
CEO/Creative Director  佐野 尚吾        https://hive.la

 ハイブ(Hive)とはミツバチの巣のこと――小さな六角形が集まり一つの頑丈な巣を成すように、個々の才能が集結し、大きな成果を生み出す集合体となる。そんな思いを社名に込めた。

 米国の広告制作会社C2Kで14年間クリエイティブディレクターとして映像制作に携わってきた佐野さんは3年前、同社がVRコンテンツビジネスへと転換するタイミングで、広告チームを率いて独立する話を持ち掛けられた。経営の経験はなかったが、これも何かの縁だと新たな挑戦を決意した。

 今や世界はインターネットにより一つになり、世界中のターゲットオーディエンスにダイレクトに語り掛けることができる。言語や文化、人種、宗教の壁を越え、ブランド価値や商品のコンセプトを届ける“声”となるのがグローバルコンテンツだ。ハイブは、世界へ向けてブランドを発信する企業を、グローバルコンテンツの制作でサポートする。設立以来、MS&AD、花王、トヨタ自動車、オリンパスなど大手日系企業のグローバル向け動画の制作を手掛けてきた。多国籍のスタッフから成るクリエーターチームが、グローバルな視点でアイデアを練り上げ、世界という一つのマーケットに効果的に届くコンテンツを作り上げる。

 「直接人に会えないときだからこそ、コンテンツの力が問われる。映像であれテキストであれ、より多くの人に一斉にリーチできるコンテンツは、ますます重要な役割を果たす」と佐野さんは話す。CGなど新しい見せ方を研究し、編集技術を磨き、コンテンツのレベルを上げていくことで、クライアントの満足度を高めていきたいと意気込みを見せる。また、自社コンテンツの配信や番組制作など新しい取り組みも積極的に進め、マネタイズの方法を模索していく。

《企業概況ニュース》2021年 02月号掲載