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世界の人びとの健康に貢献
《KISSEI AMERICA, INC》

独創的な医薬品開発で、
世界の人びとの健康に貢献
《KISSEI AMERICA, INC》

独創的な医薬品開発で、世界の人びとの健康に貢献

KISSEI AMERICA, INC.
加藤 吉祥 さん
President
www. 

 長野県松本市に本社を置く医療用医薬品の研究・開発・製造・販売会社であるキッセイ薬品工業㈱の子会社で、ニュージャージー州フォートリーに本社を置くキッセイアメリカ㈱。「大手製薬企業に比べ規模は小さいながらも、経営ビジョンに『世界の人びとの健康に貢献できる独創的な医薬品を開発し提供する創薬研究開発型企業を目指す』を掲げて、日々研究開発活動をしております」と、2017年より社長を務める加藤さん。アメリカでは2名体制で、自社研究所から創出された製品を米国のパートナー会社に開発、販売の委託をしており、新たな提携案件の探索、パートナー企業とのアライアンスマネジメントが主な業務だ。排尿障害の薬剤、ラパフロは既に米国でアッビー社を通じて販売しており、多くの患者さんに貢献している。

 現在、パートナー企業のオブシーバ社がFDAの承認申請をしているリンザゴリクスは、同社が開発した子宮筋腫および子宮内膜症に効果のある新薬で、2022年に認可される予定である。「これまで一般に使用されてきた薬剤は、薬剤による副作用のため、長期間の使用が出来ませんでしたが、本剤は長期間の治療も可能となる作用機序で、それらの疾患の患者さんに貢献できると考えております」。同社ではパートナー企業の注力領域や、開発、販売規模を鑑みて、薬剤ごとにより良いパートナー選びをしていると加藤さんは話す。「良い薬剤の候補化合物は少ないため、良い薬剤を創製、開発することでより良いパートナー企業が見つかると考えております」と、その経営ビジョンにも掲げている独創的な研究開発で、独自の地位を確立している。また、米国でビジネスする上で、日本以上に投資が重要であり、投資が集まる所に情報も集まると感じている。「出来るだけ投資家が参加するような会に参加して、提携の機会を探っています」。

 

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《企業概況ニュース》2022年 2月号掲載