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シリコンバレー駐在時の 新生活立ち上げをサポート《シリコンバレー不動産》

 最先端企業が集まり、新しい価値を生み出すことを目標に数多のベンチャー企業が躍動し続けるシリコンバレーには、日系企業も多くの駐在員を赴任させている。ここで「シリコンバレー」と「日系企業」という2つのキーワードにフォーカスした不動産サービスを提供するシリコンバレー不動産社長のロビンソン・ジェームスさんに、同エリアのトレンドをお聞きした。

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物件不足は夏いっぱい継続

 コロナ後に下がった入居率も2021年3月には反転し、10月頃にはコロナ前の家賃価格帯に戻った。その後2021年末から2022年初頭にかけて売買価格が上昇し、持ち家を売却する人が続出したことで、契約更新ができずに引越しを余儀なくされた駐在員も多かったという。こうした賃貸物件不足の状況はこの夏いっぱい続き、秋以降にからは入居率が下がるだろうとジェームスさんは分析する。

人気のパロアルト、マウンテンビュー

 「日系企業が多く集まるサンタクララ・カウンティですが、中でも北サンノゼの人気は高く、新しい綺麗で広めの物件が多く、単身赴任者やご夫婦お二人の補助額に合う物件が見つけやすいことも人気の理由です。1ベッドルームで3,000〜3,400ドル、プラス500ドル前後で2ベッドルームもしくは、1ベッドルームに小さなデンがついた物件が選択肢となります。それ以上では、2ベッドルーム+2バスで4,000ドル〜4,400ぐらいが相場です。3ベッドルームアパートもありますが、人気が高く、市場に出る前に入居者が決まってしまうので、ウェイティングリストに名前を残してチャンスを待つしかありません。その他には一軒家やタウンハウスがありますが、物件数が少なく4,200〜5,500ドルと補助額を超えてしまうケースが多いようです」。

 「お子さんがいる駐在員家庭では、やはり学区の良いエリアをご希望される傾向が強いですが、シリコンバレーだからといって全ての学区が良い訳ではありません。最近はパロアルトやマウンテンビューをご希望されるお客様が多く、治安の良さや利便性のほか、先生1人に対して17人という良い学校環境も判断基準となっています。ベイエリアで一番人気ですので家賃も高く、月5,000ドル以下で見つけることは厳しいと思います。2013年から2014年にかけて、シリコンバレーの賃料が急騰した時期があったのですが、当時は日系企業各社の家賃補助額引き上げ対応が遅れ、駐在員家庭にも深刻な影響が出ました。今回もコロナ禍からの急上昇により、家賃補助額の調整遅れの影響が出始めています」。

シリコンバレー生活をサポート

 こうしたシリコンバレーにおける駐在員の生活や企業活動を快適なものとするために、シリコンバレー不動産では3つのサービスを提供している。

 一つ目が、駐在新生活の立ち上げをサポートする「SVライフスタート」。家探しだけでなく、生活を始めるのに必要な電気・水道にインターネット契約、それに子供の学校選びなどまで、駐在員家庭が最初に直面する課題をサポートする。

 二つ目の「SVステイ」では、すでに動きが活発になり始めた短期滞在者に、同社所有のサービスアパートメントを提供。出張期間中でも仕事に専念できる環境づくりをサポートする。最短6泊から滞在可能で、ベッドやインターネットはもちろん、1ベッドの広いスペース内に、キッチンや洗濯・乾燥機、生活必需品までが全て揃っている。サンノゼ空港から10分という立地も便利だ。

 そして三つ目の「SVワークプレイス」では、オフィス移転の際の物件仲介はもちろん、導線を意識した働きやすいオフィスの設計やコスト削減などの戦略コンサルティングを、ワンストップで請け負っている。「オフィス移転などを検討されている企業様は、この秋からがチャンスかもしれません。入居率が下がることで交渉がしやすくなると考えられます。リモートワークの常態化でオフィス不要との判断もありますが、やはり人が集まりコミュニケーションを取るから新たな価値が生まれ、このシリコンバレーではそれも重要なのではないかと思います」。

困りごとには全力で対応

 この5年間で400名以上の駐在員の入居を手伝い、住宅・商業不動産に関する豊富な知識と交渉能力を兼ね備えてきたシリコンバレー不動産。スタッフは皆、不動産に関する250時間のトレーニングをオンサイトで修了し、加えて日本的な感性を持ってサービスを提供に取り組んでいる。

 「国際引越しや新生活立ち上げに学校選びなど、駐在員やそのご家族の感じるストレスは大きなものです。この部分に「Sympathy(共感)」し、こうしたストレスが少しでも小さいものになるよう、課題に一つずつ丁寧に向き合っていきたい。お客さまのお困りごとには全力で取り組む───こうした考え方が、私たちシリコンバレー不動産の掲げるポリシーです」と話を結んだ。

 

シリコンバレー不動産
代表取締役社長

ロビンソン・ジェームス さん
info@siliconvalleyfudousan.com
https://siliconvalleyfudousan.com

 

《企業概況ニュース》2022年7月15日創立記念特別号掲載

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