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〝ユナイテッド・ポラリス〟空の旅

空の上での上質な睡眠にこだわる
〝ユナイテッド・ポラリス〟空の旅

 2023年1月5日より就航を開始したユナイテッド航空「ニューヨーク/ニューアーク(EWR)─羽田(HND)路線」。羽田空港へ向かうUA131ファースト/ビジネスクラス「ユナイテッド・ポラリス」に乗り込み、その搭乗体験記を紹介する。

デジタル事前登録で、出入国も簡素化

 出発の数日前にユナイテッド航空のアプリ内「Travel-Ready Center」の指示に従い、パスポートやワクチン接種証明といった搭乗に必要書類や制限をひとつずつ確認し準備を進める。「Visit Japan Web (https://www.vjw.digital.go.jp)」で、入国時に必要となる「検疫(ファストトラック)・入国審査・税関申告」の手続きも済ませておくことで、到着・入国時の手続きがスムーズになるが、デジタル審査の窓口の方が混雑していることもあるので、機内で配布される手書き書類も一緒に準備しておくことをお勧めする。

便利な事前承認プログラムTSA Pre®

 今回は、米国国土安全保障省(DHS)運輸保安局(TSA)が実施する事前承認プログラム「TSA Pre®」に事前登録してみた。このTSA Pre®に登録しておくと、米国加盟空港から出発する特定対象者は、手荷物審査時に靴やノートパソコン、液体、ベルト、薄手のジャケットなどを脱ぐ必要がなくなる。登録料は85ドル。TSAから承認された場合にはその後5年間、TSA Pre®の資格を保持でき、申請者の身元調査と審査、米国当局の認証を待ち、発行された登録済旅行者番号(Known Traveler Number:KTN)を入力することで利用が可能となる。航空会社のマイレージやクレジットカードでは、この申請料を後から返金する特典があったりするので、国内外への旅行や出張が多い有資格者は、一度検討してみると良い。(https://www.tsa.gov/precheck/credit-cards-offer今回、United Explorer MileagePlusのクレジットカードを使い申請したため費用は全て返金され、実質無料でTSA Pre®登録を済ませることができた。

登録資格
・グローバルエントリープログラム資格者
・米国市民
・米国永住権(グリーンカード)所持者
・SENTRIの資格を持つ米国市民
・NEXUSの資格を持つ米国市民、カナダ国民
・米国国防総省関係者

 事前にデジタルチェックインをし、TSA Pre®の登録を事前に済ませていたため、空港のドアをくぐり、審査ゲートを通り抜けるまでにかかった時間はわずか5分ほど。なんのストレスもなく、「ユナイテッド・ポラリス・ラウンジ(United Polaris Lounge)」へと向かうことができた。

搭乗までの待ち時間も、ゆったり寛ぐ

 

〝機内での上質な睡眠の提供〟をコンセプトにする「ユナイテッド・ポラリス」では、長距離国際路線のユナイテッド・ポラリス・ビジネスクラス利用者に、搭乗までの待ち時間や到着後のリフレッシュのために、通常の「ユナイテッド・クラブ」とは別の上位ラウンジ「ユナイテッド・ポラリス・ラウンジ」を用意している。2016年のシカゴ・オヘア国際空港での初導入以来、ヒューストン、ロサンゼルス、ニューヨーク/ニューアーク、サンフランシスコ、ワシントンダレスと北米主要6都市に設置されている。

 ニューヨーク/ニューアーク空港では、ターミナルCの手荷物審査ゲートを出てすぐ左手に設置され、今回の搭乗ゲートC121からもほど近く非常に便利。ユナイテッド・クラブは、同ターミナルCをもう少し先へ進んだ、C123近くおよびゲートC92の目の前に設置されている。ユナイテッド・ポラリス・ラウンジでは、白・グレーと茶色を基調として優雅なスペースで、ゆったりとスマートフォンを見たり、本を読んだりできる他、電話ブースや個別シートで仕事をすることもできる。併設のレストラン「Polaris Dininig」やビュッフェ、BARでは、クオリティの高い食事やドリンクを楽しめる他、仮眠スペースやシャワーを利用してリフレッシュすることもできる。

ユナイテッド・クラブおよびラウンジの利用条件
https://www.united.com/ual/ja/jp/fly/travel/airport/united-club-and-lounges/access.html

 

快適な目覚めと共に、目的地へ

 午後1時20分の離陸時間に合わせ、CAの方々の笑顔に迎えられながらユナイテッド・ポラリスの半個室状座席に案内され、すぐにシャンパンや各種ソフト・ハードリカーなどのウェルカムドリンクが用意される。SAKS FIFTH AVENUEの枕やブランケットの他、快適スリッパの他、AWAYのポーチに詰められた乾燥防止ハンドクリームやリップクリーム、アイマスクなどアメニティも充実し、加えて、ポラリス特製パジャマは、シートをフラットにして毛布を被れば、睡眠に最適な心地良い空間ができあがる。

 機内オンデマンド・エンターテイメントにはパナソニック社製システムが導入され、洋画に邦画、韓国映画などの各種映画がとり揃えられている。ドリンクやスナックをつまみながら映画鑑賞に没頭することも可能だ。

 機内食でチョイスしたフィッシュフィレも美味しく、CAさんお勧めのワインと共に楽しむことができた。コロナ禍で中止されていた和食の提供も、今年第2四半期に再開予定だというので次の搭乗が楽しみだ。

 アメリカへ向かうUA130便搭乗を待つ羽田空港では、ANAラウンジを利用でき、ユナイテッド・ポラリス・ラウンジとはまた違った雰囲気を楽しめる。復路では、ポラリスでの極上の睡眠のお陰もあってか全く疲れもない。到着したニューアーク空港のターミナルCは、ユナイテッドの専用ターミナルのため入国審査が速く、ベストな状態で翌朝を迎えることができた。

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