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《ニューヨーク奄美会》

ニューヨーク奄美会(栄秀吉会長)は、第2回ジャパン・パレードの参加に先駆け、パレード前夜の5月12日、マンハッタンのGaleria Art Framingにて「奄美ナイト in New York」を開催した。ニューヨーク奄美会発足10年目となる今年、世界自然遺産にも登録された〝AMAMI(アマミ)〟をより強く世界に発信したいという想いを胸に、今回のジャパン・パレードへの参加を決定。奄美をゆかりとする多くの人々が日本からも駆けつけ、奄美特有の島唄や三線の音色に合わせながら、皆が歌い、踊りながら奄美大島の魅力を伝えた。

三線・島唄奏者の、栄百々代さんの美声が響き渡る

奄美ナイトは、奄美の島唄・三線奏者である栄百々代さんの美しい歌声と三線の音色で幕を開き、参加者たちを笑顔で歓迎した。奄美の島唄を世界に広めたいと活動を続ける栄百々代さん。「奄美の島唄は、喜びだけではなく、悲しみや憎しみ、時には悪口などを唄うこともあります。島唄とは〝人間の魂の唄〟なのです。奄美の辿ってきた歴史的背景もあり、こうした言葉が周囲には分からぬよう、あまり口を大きく開けずに歌うのも、奄美の島唄の特徴の一つなんですよ」と教えてくれた。

島唄・三線奏者の成瀬茉倫さんと奄美一の太鼓演者、久野末勝さん

〝うがみんしょーらん(こんにちは)〟という鹿児島県奄美大島の方言による挨拶から始まった成瀬茉倫さんのパフォーマンスでは、三線の音、美しい歌声に合わせたお囃子や太鼓の音が、聴衆を一気に奄美の島々へといざなう。そんな中、奄美2世の松原彩香さん、古典書道を取り入れた水墨画を描くエリー秀仙さんの2人が、島唄〝行きゅんにゃ加那節〟にインスピレーションを得たという、「祈りと歌」をテーマにした1枚の絵をライブペイントで描き上げた。エリー秀仙さんは、「海外でのパフォーマンスは初めてですが、ニューヨークから良い刺激を受けています」と、その喜びを語る。

関西奄美会の山口会長(左)とニューヨーク奄美会の栄会長(右)

大阪から駆けつけた関西奄美会の山口久義会長は、「奄美には、食をはじめとする素晴らしい文化が詰まっています。その良さは訪れて頂かないと伝わりにいくかもしれないですが、世界の中心ニューヨークから、奄美群島の風を少しでも感じてもらえるなら嬉しいです」と期待をのぞかせる。

イベント会場には奄美/鹿児島の焼酎も各種用意され、島唄、三線や太鼓の心地よい南国の雰囲気を纏いながら、それぞれの夜が更けていった。

イベントのために持ち込まれた奄美/鹿児島の焼酎

 

 

 

 

 

 

 

ニューヨークでジャパンパレードを開催!

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