新規マーケットへの進出を検討する際に、EORを活用するケースが多くあります。
背景・課題
某日系化学メーカーは米国への新規進出を検討していました。しかし、全くの新規マーケットに自社法人を設立すること、日本と労働法等の規制が異なる国で自社雇用をすることのハードルから、その他の方法がないかを模索していました。
支援内容
こちらのクライアントのケースでは、人材紹介から雇用代行まで一気通貫のサービスを提案し、米国での事業責任者の紹介を行いました。
結果
米国での事業責任者を無事採用することが出来、その後の雇用についても米国での法令、慣習を熟知した当社で行うことで、クライアントは安心して米国事業に着手することが出来ました。雇用開始後、事業もスムーズに進んでおり、近い将来自社で拠点を設立し、現在当社で雇用をしている社員を直接雇用、その後スタッフの雇用を検討しています。
従来であれば、企業が新規マーケットへの進出を検討する際には自社拠点を設立し、日本から駐在員を派遣、その後現地でアシスタントの採用を行うというのが王道の進出パターンでした。しかしながら、進出したものの事業が思うように伸びずに撤退をせざるを得ないというケースもあり、企業としては出来るだけリスクを抑えた上での進出が出来ないかを模索することも多くありました。そのような中でEORの台頭に伴い、トライアル的に進出が可能となり、まずは少数の社員を雇用代行で迎え入れ、Feasibilityを見た上で拠点設立を行うというオプションが出てきました。今後新しいマーケットへの事業展開をご検討の際には、是非お気軽にお問合せ頂けますと幸いです。
《執筆者》
ディレクター 沖室 晃平
kohei.okimuro@goglobalgeo.com
GoGlobalは日本初のEORサービスプロバイダーで世界100ヵ国以上で雇用代行サービスを展開しており、グローバルで2000名を超える社員の雇用代行を行う。
https://goglobalgeo.com/ja-jp/
《連載》EORの時代変革
第一回 新たな人材雇用方法「Employer of Record」とは
第二回 Hire Anywhere
第三回 EOR (Employer of Record) 活用方法2 ~帰国人材の継続雇用~