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ーYT デザイン 社長 高崎康裕 氏

アメリカのオフィス・トレンド 2016 今後のオフィス空間と需要性
ーYT デザイン 社長 高崎康裕 氏

アメリカのオフィス・トレンド 2016 
今後のオフィス空間と需要性  ーYT デザイン 社長 高崎康裕 氏

企業概況ニュース 創立記念号掲載

YT デザインは、各種施設関連のコンサルティングや、オフィス、店舗、レストラン等の内装設計、施工、施工監理等を手掛ける総合建築会社。事業企画段階から参画しての商品企画、会社設立手続や税務相談、事業収支の検討、ファイナンスアレンジ等も手掛けており、その後の設計、施工、運営支援等と併せ、ワンストップショッピング体制を整えている。今回、日系企業やレストランからの受注が多い、YTデザインの社長、高崎氏に現在のオフィストレンドについて伺った。

🔹 デザインや設計、コンサルティングから施工までワンストップで依頼されるお客様が多いのでしょうか?それとも部分的に携わるプロジェクトがあるのでしょうか。

勿論、全工程を弊社でする場合もありますが、顧客の予算やニーズにより、スポット的に関わる場合もあります。当然ではありますが、どのような要望に対しても、お客様が納得できるサービスが基本です。その中で気を付けたい点は、各工事を担当するそれぞれの業者がその工程において生じる様々なトラブルや万一の事故をカバーする保険を持っているかの確認です。
我々も、そのような事態に備えた保険を手当てしていますが、この保険の有無やその内容によって工事の許可が制限される場合もありますので、お客様に迷惑をお掛けしない為にも、この事前検証作業には注意をしています。

🔹 現在の「オフィス・トレンド」について教えてください。

10年前よりオフィスのダウンサイズ傾向が始まり、ここ3、4 年はそれが顕著に表れてきたと感じます。その理由として、IT化やデータ化に伴い、人を雇用する機会が減りデスクの数が減ったこと、ハードコピーやサーバーの管理場所がクラウドに変わり、場所をとることがなくなりました。また、テクノロジーが進んだことで遠隔での仕事ができるようになり、従業員がオフィスに来なくても仕事ができるようになったことも挙げられます。
しかし、テクノロジーが進み従業員間、クライアントとのミーティングでもスカイプや電話テレビミーティングが用いられる世の中ですが、それだけでは理解し合えない部分があります。企業は人から成り立つわけですので、人と人との繋がりが大事です。従業員間でも同じ空間と時間を共有し、企業の方針が同時に伝達する・される空間が大事だと考えます。また、オフィスを構えることは企業としての信頼にもつながりますし、仕事を円滑に進めるうえでもやはりオフィスという形態は必要であり、オフィス空間の需要がなくなることはないと思います。

🔹 オフィスデザイン・設計に関して、レストランやリテール店とはどういった違いがありますか?

企業様からの受注は契約条件の確実な履行が期待でき、設計や施行過程も他の案件に比べて希望を具現化しやすいのも特徴です。また、レストラン案件と比べると工程が少ない分リスクもまた少ないのですが、ダウンサイズの傾向や家賃の高騰により、大型のオフィス工事が減少傾向になっていることは否めません。

🔹 日本人ならではのきめの細かいデザイン・設計で定評があるかと思いますが、
米他社とは違うところを教えてください。

日本人ならではの常識が通じるところではないでしょうか。例えば、まっすぐのはずの壁や床が曲がっていたり、平らでなかったり、また、納期が大幅に遅れたり、予想以上の追加費用が発生したりするなど、日本の常識では考えられないことが当地では往々にして起こります。その中で共通する常識・価値観を共有しながら、同じ言語で意思疎通ができるということは大きいと思います。また工事期間中の仕様変更などについても柔軟に対応をしていますので、お客様からすれば安心して作業をお任せ願えるのではないでしょうか。

🔹 最後に高崎社長はどういったバックグランドをお持ちでしょうか。

米国では当社以前にも建築会社の経営に携わってきましたが、私自身は建築家ではありません。建築に関連するビジネスマネージメントが私の仕事です。
計画の初期段階から設計、工事の各工程で生じる様々なリスクの管理、法的側面の確認、必要な人材や資金の手当てなどを通して、お客様とお約束をした仕事を完成しお引渡しするという目標に向け、関係者全員の力を結集させていくことが私の役目だと思っています。

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