メキシコ日本通運は、メキシコ中央高原エリアのサンルイスポトシ市に、「サンルイスポトシ・ロジスティクスセンター」を開設、日系物流企業として初めてフリートレードゾーン(以下、FTZ)内に保税倉庫を設置して、昨年11月より営業を開始した。また、サラマンカ市にも昨年11月、「サラマンカ営業所」を開設して、同エリアの自動車関連企業のジャストインタイム配送サービスを開始した。

メキシコ日通:サンルイスポトシ・ロジスティクスセンター
ロジスティクスセンターは、サンルイスポトシ市のFTZ内にあり、同センター内に保税倉庫(11,532m2)を設置することで、米国からの自動車部品等の輸送時にメキシコとの国境で行っていた通関手続きが不要となり、メキシコ中部までダイレクト輸送が可能となった。メキシコ、アメリカ、カナダを結ぶ三国間クロスボーダートラック輸送サービス「XB3300」と接続するとともに、隣接している鉄道ターミナルを活用して、メキシコ、米国間の鉄道貨物輸送サービスを開始する。

メキシコ日通:サラマンカ営業所
一方、サラマンカ営業所では、併設した倉庫(8,354m2)を周辺に集積する自動車関連企業の工場の調達部材や部品のストックポイントとして活用し、顧客工場へのジャストンタイム配送を開始した。