Home > US Living > MEDICAL > DOCTORS > 第2回:人間ドック?米国型健康診断?《ひばりファミリーメディカル》

定期的な健康診断の重要性や、アメリカと日本の健康診断の違いなど、ひばりファミリーメディカル院長の桑間千佳医師に分かりやすく解説して頂くコーナーです。

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 日本型人間ドックと米国型健康診断(チェックアップ)とでは、その目的は同じであっても様々な相違点があります。まずその検査項目です。

 両者で重なる部分があるのはもちろんですが、一般に人間ドックで行われる検査の種類の方が多岐に渡ります。胸部レントゲン、心電図といった基本的なものから、超音波検査、内視鏡検査など、特に日本国内ではCTスキャンやMRIまで含まれていることも見かけます。

 一方アメリカ型チェックアップに含まれる検査項目は、〝無症状の方に行う科学的意味が認められる〟と言うエビデンスがあるものに限られます。定期的にその検査を受けることで実際に病気の早期発見が可能、ひいては寿命を伸ばせる、その効果があるのは〇〇歳以上である、などの客観的なデータの裏付けがあって初めて対象者に検査を行う、という考え方です。その結果、検査項目はかなり限定されたものになります。この相違は日米の健康保険制度、医療制度、医療費の大きな差などが影響していると考えられます。

 ひばりファミリーメディカルでは、人間ドックも、米国型のチェックアップも両方行っています。日系企業のニーズに応えながら、地域のコミュニティー全体の健康維持に役立ちたいと思っています。

 

ひばりファミリーメディカル
院長 桑間 千佳 医師

725 River Road, Suite 214, Edgewater, NJ 07020
TEL:201-581-8553

https://hibarifamilymedical.com/

 

《院長室からのメッセージ》
第1回:日本とアメリカの健康診断
第3回:日米健康診断、もう一つの相違点

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