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Covid-19による保険への影響について

第204回【知って得するアメリカ保険セミナー】
Covid-19による保険への影響について

 2020年はコロナの影響で様々な分野に大きな影響がありました。保険業界でも色々な動きがありました。

医療保険

 コロナ関連の治療は保険会社によって自己負担を免除してくれたりしました。テストに関しては疑いのある場合や、感染者と濃厚接触した場合には保険適用となりました。各自治体で無料で提供しているような場所も多くあります。2021年度も引き続き、治療もテストもカバーされる予定です。コロナによる損失の救済目的で保険料金を少し還元してくれた保険会社もありました。

自動車保険

 州によっては救済の為に全顧客に少しの返金をしたようなケースがありました。自宅勤務などによって交通量が減り、事故率が下がった事によって顧客に保険料金を還元をするケースもありました。

ビジネス保険

 売り上げが下がったり、給与が下がった事によって、保険料金を保険期間の途中でも調整してくれる保険会社があります。収入が激減し、保険の支払いが大変な場合には是非とも代理店に相談をしてみて下さい。

サイバー保険

 在宅勤務が急激に増え、企業のセキュリティー対策が大変重要な課題となりました。特に個人情報を扱うような企業では、在宅社員が使うコンピューターにもしっかりとした対策が必要です。オンラインによる会議も外に漏れると大変です。情報が漏洩してしまった場合や、違法行為によって損害を受けた場合に備え、サイバー保険があります。データが漏洩してしまった場合に、対象者への通知費用、クレジットモニタリングの費用、弁護費用などをカバーします。在宅勤務はこれからも続くでしょうし、在宅勤務がない企業でもサイバー保険は是非とも検討してください。

失業者増加による犯罪の増加

 コロナの影響で失業をした人が多くいます。失業率が高くなると、犯罪率も高くなります。盗難、泥棒、窃盗などの被害が増え、自動車保険、家屋保険、ビジネス保険など多くの分野で影響がでます。被害にあわないようにする対策と、被害に備えて保険をしっかりとかけるように対策が必要です

EPLO保険(雇用慣行保険)

 コロナの影響で勤務時間の変更や解雇など様々な変更があると思いますが、差別的な事があると企業が訴えられます。勤務時間の短縮をさせる場合、自宅勤務の際の労働時間、解雇をする人の選び方など、不公平や差別がないようにしなければなりません。平等にしたと思っても、相手からはそう思われずに訴訟になる事もあります。社員から不当解雇、差別、ハラスメント、不当な給与計算などでクレームされた時に備えるEPLI保険があります。コロナの影響で収入が下がり、さらにこのようなクレームが起こると打撃が大きくなってしまいますので、EPLI保険に加入しておくことも重要です。

 

安岡 忠展 社長
ダイワ保険代理店
電話:310-540-8595
e メール: tad@daiwains.com

《企業概況ニュース》2021年 01月号掲載