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《ASTHOM パートナーズ》

ASTHOMナー
http://asthom.co.jp/

HOTTA LIESENBERG SAITO LLP
マネージング・パートナー 齋藤 俊輔 さん
https://hls-global.com/

株式会社AGSコンサルティング / AGS税理士法人
代表取締役会長 虷澤 篤志 さん
https://www.agsc.co.jp/

日本発、会・税アドバイザリーのグローバネッワーク

 2022年12月6日、世界での活躍を目指す日本企業のための、日本人による、日本発の会計・税務・アドバイザリー・グローバルネットワーク、「ASTHOM パートナーズ(以下、ASTHOM)」が誕生した。ASTHOMは、アメリカを起点に在米日系企業のビジネスを会計・税務・コンサルティング面で支えて32年というHOTTA LIESENBERG SAITO LLP(以下、HLS)マネージング・パートナーの齋藤俊輔さんと、日本で独立系では5本の指に入る税理士法人/コンサルティング・ファームとして、52年にわたり業界を率いる株式会社AGSコンサルティング(以下、AGS)の虷澤篤志さんの二人が発起人。10年間以上にわたる協力体制を経て、これからの日本、そして日本企業の未来を考え抜いた結果、今回のASTHOMの創設が実現することとなった。

 

日本主導のグローバネットワーク

 大きなきっかけの一つとなったのが、パンデミックだった。リモートワークが定着して新しい業務体制が整ったこともあるが、この期間に、世界における日本企業の課題や、進むべき方向性が色々と見えてきた。アメリカを基点に日本、メキシコ、ドイツ、インドの5カ国で会計・税務コンサルティングを行うHLS、そして日本を起点にシンガポール、香港、フィリピン、タイ、ベトナム、マレーシアで事業展開するAGS。両社のリソースを合わせると世界11カ国31拠点、総勢700名という大きな組織となる。ここに、その他の世界各地で日本語でサービス提供が可能な会計事務所を加えていくことで、さらに強固なグローバル・ネットワークを構築していく。パンデミック以降の国際情勢や経済状況などを見ても、今後、日本企業の海外進出が加速することは明らか。その時に必要となる受け皿となるために、信頼できる日本主導の血の通ったグローバル・ネットワークを作っていこうと、二人のイメージががっちりとシンクロした。

グローバル展開に必要な情報をワンストップで

 すでに、各国の事務所がメンバーファームとして構成された大手会計事務所の国際ネットワークも存在する。しかし、現在ある欧米主導のネットワークは、以前に比べると日本企業へのフォーカスが縮小し、大企業以外の日本企業は良質なサービスが受けづらくなっているという。ASTHOMでは、グローバル市場での成功を目指す日本企業の幅広く細かい要求に対し、包括的、きめ細やか、かつ、高品質なサービスを提供していく。価格面での優位性はもちろん、グローバル規模での情報や進出時に必要な各種専門家からのサポートにもワンストップでアクセスできるなど、利便性が高く、充実したサービス体制作りを目指す。

日本という国を輝かせるために

 「日本の少子高齢化や経済停滞、直近ではウクライナ問題や米中関係の悪化など、ベルリンの壁崩壊から続いてきた各国企業のグローバル化にストップがかかりました。こうした中、イギリスやドイツといった信頼関係のある欧州各国との取引や、韓国、クアッド(日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4カ国による外交・安全保障の協力体制)を通じた同盟国との関係性は、益々深まることが予想されます。特に、アメリカとの関係は今後も強まっていくと考えられ、日本国内に居ながらにして必要な情報やサービスが得られるようになれば、海外進出のハードルも低くなるだろうと考えています」と齋藤さんは言う。

 一方で、言語の壁や現地の情報や手続きの難しさから、海外市場に意識を向ける日本企業数はまだまだ少ない。こうした状況下で必要なのは、日本の外で何が起きていて、なぜグローバルな進出が必要なのかを感じること。ネットニュースの聞き齧りではなく、豊富なリソースやネットワークを活用しながら自分に必要な情報を集め、もっと身近に海外を感じる経営者が少しでも増えていって欲しいと虷澤さんは願う。「〝しっかりとしたサポートがあれば、海外進出のハードルはそれほど高いものではありません。そんな感覚を身につけて頂くためのサポートをさせて頂きたいのです。日本企業が、日本国内の地方都市に進出するのと同じような感覚で、海外市場を見れるようになれば、日本社会に横たわる停滞感も、浮き上がらせることができると信じています」。

国際会計・税務・アドバイザリーのトップランナーを目指す

 12月6日に行われASTHOM調印式には、HLSとAGS両社から合計50名のメンバーが日本、アメリカ、メキシコ、インド、ドイツ、シンガポールから集まった。その内の3分の1は女性メンバー。海外では当然のことだが、グローバルな人材が、男女分け隔てなく活躍する。こうしたグローバル・スタンダードなセンスを、ネットワーク全体で身につけていくことも、グローバル展開していく上で必要となる。もちろん、日本市場を目指す海外企業のサポートも、英語での国際会計・税務・アドバイザリーに精通したASTHOMでは対応可能。インバウンド・アウトバウンドどちらにおいても、国際会計・税務・アドバイザリー業界でのトップランナーを目指していく。

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 社名ASTHOMに込められたのは、〝アットホームなサービスを、世界中どこでも提供していきたい〟という強い想い。グローバルに目を向ける日本企業をサポートし、日本を元気にさせるための新たな扉を、ASTHOMが今、開こうとしている。

《企業概況ニュース》2023年1月号掲載

【30周年】会計業界のイメージを変えていく《Hotta Liesenberg Saito LLP》

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