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近代建築とスカイスクレーパーが美しいシカゴの街
《シカゴ観光》

とにかく一度 訪れてみてほしい
近代建築とスカイスクレーパーが美しいシカゴの街
《シカゴ観光》

シカゴ観光
General Manager
柳嶋 れい子さん
http://www.chicagokanko.com/

 

 経験豊富な日本語ガイドによる観光、空港送迎、各種ツアーやスポーツ観戦の手配など一般旅行向けのサービスのほか、会議や学会、視察など商用渡航時のアレンジも行うシカゴ観光。シカゴを中心にアメリカ中西部、主にイリノイ州、ミシガン州、オハイオ州、インディアナ州、ウイスコンシン州全般およびアイオワ州の一部でサービスを提供している。

 ジェネラルマネージャーの柳嶋さんは1987年に来米して今年で35年。柳嶋さんの経歴はいささかユニークで、様々なご縁があって今の仕事へたどり着いた。大学で化学を専攻し、卒業後は日本歯科医師会の検査室にて検査の仕事に就いたが、FDI(歯科世界大会)の後、日本歯科医師会政治連盟の事務局にてアカウンティングを担当する。それから外国人向けの日本語教育に携わり、シカゴから来ていた牧師夫婦と出会ったことでシカゴへ渡る。当初は語学留学だけのつもりであったが、クラスメートから「これからはMBAの時代だ」と言われ、MBAを取得した。修了後は新日鉄で経理やアドミンを担当していたが、当時付き合っていた現在のご主人がグリーンカードに当選し、結婚。その後、宝石好きが高じて宝石店をオープンさせた。

 ここまで旅行業とは全く無縁のようにみえるが、学生時代のアルバイトで空港の乗継サポートや通訳、ガイドをしており、当時IACEの駐在員で、現在ボストン観光を経営する社長の瀧波さんと面識があり、瀧波さんが2015年にシカゴ拠点を開設するにあたり、責任者を任せてもらうことになったという。二の足を踏むことなく新たなフィールドに飛び込める柳嶋さんだからこそ、多くの出会いと縁があり、様々な仕事を経験してこられたのであろう。

 柳嶋さんは来米当初からずっとシカゴに住んでいる、いわばシカゴの達人だ。シカゴの魅力を尋ねると「街がきれいなところ」と即答された。シカゴは1871年の大火により建物の多くを焼失し大きな被害を被ったが、再建にあたり道は碁盤の目状に整備された。また、世界の著名な建築家たちが再建に参画したことから、近代建築の宝庫と言われ、奇抜なデザインのビルや世界最古の鉄筋高層ビル、スカイスクレーパーが数多く立ちび、摩天楼発祥の地としても知られる。「シカゴリバークルーズを楽しみながらシカゴの名建築を見物できるシカゴ建築ツアークルーズはとてもお勧めです。特にシカゴ建築財団が運営しているファーストレディー号が人気です。リバークルーズはたいてい途中で飽きてくるのですが、このツアーは本当に最後まで飽きません。また、ウィリスタワーや360シカゴなどの展望台から眺める夜景は本当に素晴らしいですよ。それから、どうしてか、お肉がとても美味しいんです! ステーキ好きの夫が、出張で全米各地の都市でステーキを食べてきますが、やっぱりシカゴのステーキがいちばん美味しいと言っています」。

 シカゴといえば、MLBのシカゴ・カブス、ホワイトソックス、NBAのシカゴ・ブルス、NFLのシカゴ・ベアーズなど、スポーツ観戦も外せない。また、シカゴ・ブルース、シカゴ・ジャズといった音楽ツアーや美術館めぐりなども人気があり、シカゴ観光では個人・団体向けにテーマ旅行の手配を行っている。また最近では、医療機関によるシカゴの病院視察・訪問ツアーや、食品関連メーカーや小売店による農業施設の視察、また日本の大学生たちによるシカゴ郊外のグリーンハウスツアーなども実績があると柳嶋さんは話す。

 「アメリカ旅行といえばニューヨークやロサンゼルス、ディズニーワールドなどがメジャーですが、シカゴは訪れてさえいただければ、絶対に満足していただけるとても魅力のある街です。ひとりひとりにご希望に沿った旅の手作りと、どこにも負けない細やかな気配りで皆様をお迎えしたいと思っています」。

《企業概況ニュース》2022年4月号掲載

 

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