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Annuityを始めませんか?

第197回【知って得するアメリカ保険セミナー】
Annuityを始めませんか?

 リタイヤ後の生活費をまかなう為に色々な貯蓄方法があります。よく知られるリタイヤメントプランではIRAや401kがありますが、IRAは入金できる上限が低く、401kでは選べる投資商品が限定的だったりします。リタイヤ後に期待しているソーシャルセキュリティーの支払いで十分な生活が出来るとも思えません。

 Annuityは老後の蓄えを貯めるのに大変役に立ちます。Annuityは2つのタイプがあり、Immediate AnnuityとDeferred Annuityがあります。Immediateタイプはまとまった金額を入金し、その後一定期間または生涯お金を受け取る事ができます。銀行預金を毎月引き出していくといつかは無くなってしまいますが、Annuityの支払いは預けた金額を超過しても一生(又は決まった期間)払われ続けます。長生きしすぎるリスクに対して大変有効な商品です。もう一つのDeferredタイプは、リタイヤするまでにまだ時間があり、貯蓄をするタイプのAnnuityです。引き出す時がくるまでは貯蓄をし、引き出しを始める時にはImmediate Annuityのように受け取り期間を設定して受け取りを開始します。Annuity口座の中で増えた額に対しては税金が繰り越しとなりますので、税法上でも大変良い商品と言えます。

 今回はDeferred Annuityについてもう少し説明します。Deferred AnnuityにもFixedタイプとVariableタイプがあります。Fixedは元本保証で金利に応じて増えていきます。Variableは株式市場と連動し元本保証はありません。

 最近の銀行の低金利の中、銀行だけで老後の貯蓄をするのは良い策ではありません。誰もが老後の為に蓄えをする必要があり、Fixed Annuityなら安全により多く増やす事が可能です。最近はボーナスアニュイティーと呼ばれる商品が多数あり、入金した額に対してボーナスを追加してくれます。10%のボーナスを出す商品ですと、入金した時点で10%加算されます。夢のような話ですが、Annuityには制限があり、59・5歳までに引き出すと10%ペナルティーがかかります。リタイヤメントと財産継承目的として開設しますので、すぐに必要なお金を入れる商品ではありません。

 Fixedタイプなら元本保証ですので、投資商品で痛手を負いたくないという人には良いかもしれません。Fixedタイプの中にもIndex Annuityというものもあり、株式市場と連動しながら元本は保証という商品も人気です。

 Variableタイプは口座内でMutual Fundを買うような感じです。自分の選んだFundの上下で口座の金額が増減します。Mutual Fundと大きく違うのは、Variable Annuityでは死亡保障が付く事です。受け取りを始める前に死亡した場合には、最低でも自分が今までに支払った額が受け取り人に支払われます。

 どのタイプを選ぶかは個人のリスクに対する考え方、リタイヤまでの年数など複数の事を考慮して選びます。多数の種類がありますのでプロのエージェントと相談してお決め頂く事をお勧めします。


安岡 忠展 社長
ダイワ保険代理店
電話:310-540-8595
e メール: tad@daiwains.com

《企業概況ニュース》2020年 6月号掲載

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