Home > US Living > LIFESTYLE > Fashion > 本物志向に徹したJ-Beautyブランドの実力
《ALBION》

ALBION Cosmetics (America), Inc.
Deputy General Manager 辰元 和子 さん
https://www.albiongarden.com/

 

 アルビオンは昨年、シグニチャーブランドであるALBIONのスキンケア製品をアメリカで販売開始した。オンラインショップによるD2Cビジネスで、長い歴史ある日本の本物志向のコスメブランドとして高品質で効果的なJ-Beautyの実力を伝えていく。

 同社はアメリカでは、ポール&ジョーPAUL & JOEとアナスイ(ANNA SUI)の化粧品のホールセールを行ってきた。ライセンス契約を結んで、コスメラインをアルビオンが製造するこの2ブランドは、既にファッションブランドとしてのアイデンティティーが確率されているため、そのイメージに沿ったコスメラインを主力商品として展開している。例えばポール&ジョーは自分自身の美しさを引き出す、ナチュラルな淡い色使いが特徴。アナスイは、ロックやビンテージといったイメージで、高発色でインパクトの強いアイシャドウや真っ赤なリップを得意とする。

 対して、今回ローンチしたアルビオンブランドは「一人ひとりに備わった 〝素〟の美しさと向き合い、化粧品を通じてそれを実現させる」というコンセプトのもと、原材料や効果にこだわり、香りやテクスチャーの心地よさといった使用感も大切にしたスキンケア製品を揃えている。日本の高級化粧品としての品質と信頼を前面に押し出していく。

 辰元さんはアメリカの大学を卒業後、人材紹介会社でリクルーターとして勤務、その後は大学院進学、老舗百貨店メイシーズ勤務を経て、オンラインショップ立ち上げとアメリカで様々な経験を積んだ。約2年半前からアルビオンで米国責任者として指揮を執る。スキンケア製品の米国市場での成功に加え、社内スタッフの成長をサポートしたいと話す辰元さんは、現在キャリアパスの整備などにも力を入れている。「アメリカは多様性の国であり、こうでなければならないという型がないところが働きやすさに繋がっていると思います。一方で共通認識がない分、伝わったと思っていたことが伝わっていないことがあるので、表現を曖昧にせずきっちりと内容を詰めていくよう心がけています」。

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《企業概況ニュース4月号 vol.266掲載》