Home > Featured > 《UJ Thinktank Inc.》ウェブサイトでの集客を増やすには?
SEOを意識したページ制作の重要性

 自社製品を販売するときに、セールスリードは、どのように獲得していますか?ある分野に特化した企業であれば、製品を購入する顧客も特定の分野に限られるため、その分野に絞った顧客に効果的に広告を行いたいものです。

PUSH型広告とPULL型広告

 広告は、大きく分けて2種類が存在します。ひとつは、広告主から顧客に向けて情報を発信するプッシュ(PUSH)型広告、もう一つは、顧客からの質問に対し必要な情報を的確に提供するというプル(PULL)型広告です。

 プッシュ型広告は、広告主から不特定多数に向けて発信される手法で、代表例は、テレビやラジオ、新聞、雑誌、そして、DMやFAX、テレマーケティングなどです。プッシュ型広告のメリットは、より多くの人に情報を認知させられるということ。ブランディング、大衆商品の宣伝、イベント集客などにより多くの人に認知を促したいときに効果を発揮します。 

 一方、プル型広告は、顧客ニーズに対し、顧客が必要としている情報を的確に届ける手法になります。代表例は、検索エンジンの検索結果から自社HPへ誘導するという手法です。例えば、製造業に携わっていて「プレス金型」と検索したとしましょう。この時表示される検索結果で、自社HPが上位に表示されていれば、自社HPへ誘導できる確率が上がり、商談につながる可能性も高くなります。また、こうした検索で獲得した顧客は、特定のニーズを明確に持っているという特性があります。

 

グーグル検索からの訪問者は無限大

 多くの企業では、ホームページで自社製品の情報を発信されているかと思います。しかし、その自社HPがグーグル(Google)検索上で何番目にランクインしているかご覧になったことはあるでしょうか? 関連する様々なキーワードで、上位、特に10位以内にランクインしていれば、それだけ自社HPへの流入が増え、リードを増やせる機会も増えるわけです。しかし、もし、自社HPが1ページ目に表示されていないようであれば、グーグルは、そのHPの情報が、上位に表示されているHPよりも関連性が低いと認識しているということになります。つまり、HPの情報が的確にグーグルに伝わっていないということになるわけです。では、どうすれば上位にランクインさせられるのか?答えは、発信する情報をグーグルに的確に「認識」させ、さらに、自社の製品が、検索されるキーワードに対し効果的であるということを「理解」させるということになります。この一連の施策をSearch Engine Optimization(SEO)と呼びます。

 グーグルは、世界中のウェブサイトの情報を拾い上げ(クロールという)、その情報からキーワードを抽出し、インデックス化しています。そして、そのキーワードに対し、それぞれ優位性、関連性が高い順に順位付けをしていて、その順位に基づいて、検索結果を表示しています。このランキングを決めるアルゴリズムは、多岐にわたる要素で構成されているのですが、グーグルは、この内部の仕組みを公開していません。しかし、ガイドラインという形で、最適なウェブサイトの制作方法(ウェブマスター向けガイドライン:左上の枠内参照)を公開しています。このガイドラインに則り、ウェブページを作れば、効果的にグーグルに情報を「認識」させ「理解」させることができるのです。

Googleのウェブ制作ガイドライン

このガイドラインで書かれている基本的なポイントは、かなり多岐に渡り、すべてをここでご紹介することは不可能ですが、いくつか重要な部分について触れたいと思います。

Googleが提供する「アナリティクス」や「 サーチコンソール」サービスを利用してウェブサイトの現状を常に把握し異常がないかをチェックする。

訪問者はもちろんのこと、Googleも理解できるようにウェブページを制作する。施策例:タイトル、メタディスクリプション、Hタグをガイドラインに従って適切に利用する。

ページのロードスピードが極端に遅くならないようにする。施策例:ホスティングサーバーのレスポンス改善、画像サイズの縮小(100kb以下)など。

スマホで表示されるページを最適化する。=モバイルフレンドリー。施策:スマホに最適化されたレスポンシブページを個別に用意。

セキュリティ強化されたSSLを利用する。施策:HTTPSの利用。

外部ページから自社ウェブサイトに向けられた被リンクにスパムがないか確認する。なお、外部被リンクの不正獲得はペナルティ対象。

自動生成・無断複製されたコンテンツを利用しない。

外部情報を引用する場合は、出典を記載し、リンクを貼って出典元に飛ぶように設定する。

Google サーチコンソールを使い、Googleにインデックス化されたキーワードの数、順位を常に確認する。

ウェブサイト内のユーザーエクスペリエンスをGoogle アナリティクスの離脱ページ情報などで常にチェックし、訪問者が快適にページ内をブラウジングできているかを確認する。

*ウェブマスター向けガイドライン
https://developers.google.com/search/docs/advanced/guidelines/webmaster-guidelines?hl=ja

 

※ここに挙げている施策は数多くあるもののごく一部で、各社にあったSEOは違ってくるため、専門知識のある業者に相談することがお勧めです。UJ Thinktankでは、そうした疑問に答えるべく、無料コンサルティングを実施しております。ご興味がある方は、弊社HPからお問い合わせください。

UJ Thinktank Inc.
CTO 関 良太郎
https://ujthinktank.com/

《企業概況ニュース》2021年 02月号掲載