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《プライスウォーターハウスクーパース》

新しく何かが生まれる、 面白くやりがいのある時代
《プライスウォーターハウスクーパース》

 

合言葉は〝持続的な成果〟と〝信頼〟

 

プライスウォーターハウスクーパース

北米日本企業部クライアントリレーション統括責任者 / 公認会計士
椎野 泰輔 さん

https://www.pwc.com

 



 4大会計事務所(BIG4)の一角を成すプライスウォーターハウスクーパース(PwC)。世界157カ国742拠点に27万6000人のスタッフを擁し、会計監査、税務、アドバイザリーと、縁の下の力持ちとして企業の根幹をしっかりと支える。世界で活躍する日本企業のサポート体制も盤石で、ここ北米市場にも頼れる日本企業部を配置。全米各所に拠点を構え、2021年7月には、日本人としては数年ぶりの日本企業部リレーション統括責任者として椎野泰輔さんが着任した。

 

 コロナによって潮目が大きく変わり、システム改修やデジタルインフラ整備そして事業拠点の統廃合など、各企業の経営陣たちは、新しい時代に向けた重要課題に真剣に取り組んでいる。加えて、リモート環境が飛躍的に整えられる一方で、ウイルス感染や情報漏洩対策といった悩みも増えた。PwCでは、製薬・医薬、エネルギー、自動車関連産業を始めとするすべての業界に対する保証業務やアドバイザリー業務に加えて、こうしたデジタルやサイバーセキュリティ領域でも高い評価を受けており、不安定な時代を勝ち抜くための戦略を経営陣と共に考えていく。

日々変化を遂げるアメリカ

 「アメリカという国は、環境に合わせて組織を変えることに全く躊躇がないように感じます。日本側が少し何かを検討している間にもアメリカは着々と変化し、日本で結論が出た時にはアメリカはすでに大きく先を行っている。こうした感覚を日本の経営陣に理解して頂けるようお伝えしていくことも、我々の重要な任務だと思っています。日本でも、グローバル人材を経営中枢に置く人事が少しずつ増えています。しかし、日本のルールに従っているだけでは世界の会話は聞こえてきません。PwCでは、アメリカやヨーロッパ、アジア各国に張ったジャパニーズ・ビジネス・ネットワーク(JBN)を最大限に活用し、皆様の事業の円滑化に寄り添っていきます」。

 「PwCには〝持続的成果(Sustained Outcome)〟と〝信頼(Trust)〟を実現するための経営ビジョン─”The New Equation”というものがあります。混沌とした状況下でもクライアントの皆様が確実な成果を達成できるように、そして信頼をしっかりと担保できるように それはPwCとお客様の関係においてだけではなく、お客様ご自身の社会的信頼獲得に関しても同様ですが、これらを可能とするような事業戦略策定について、我々がしっかりと支援させて頂きたい。常にそういう気持ちで業務に取り組んでいます」。

新しい何かが生まれる時代

 PwCあらた有限責任監査法人の前身、青山監査法人に入所し、名古屋、博多、大阪、東京などの国内拠点のほか世界各国を飛び回ってきた椎野さん。数えれば海外赴任は通算3回目、人生での引越し回数は14回目となる。初めてシカゴに赴任した20年前には、エンロンの巨額粉飾決算で世界の会計ルールが劇的に変化し、10年前のベルギー駐在中にはリーマンショックに見舞われた。そして今回のコロナ。大きな時代の節目にはどういうわけか海外に身を置き、そのパラダイムシフトをグローバルな視野から見ることができた。

 「そこで起きている現象をしっかりと見極め、いかに柔軟な発想を持って対応していくかが大切。これから4、5年は世界中の事業経営が大きく正念場を迎えることが予測されますが、この混乱から安定へと向かう〝新しい何かが生まれる時代〟─ これは後で振り返れば、とても面白く、やりがいのある時代であったとならなくてはいけないと思います」。

◇◇◇◇

 船の錨〝アンカー〟のように北米に腰を落ち着け、日本企業経営陣の声(Voice of client)をひとつずつ聞いていくことが最大の任務だと椎野さんは言う。何か困った時に、ふと思い出してもらえるような存在になりたい─そんな想いを抱きながら、集められた数々の声を分析し、日本企業が進むべき道をwCは明るく照らしていく。

  《企業概況ニュース10月号 vol.273掲載》

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