新型コロナウイルスの影響で、私達の働き方が大きく変わりました。
営業活動が対面からオンラインとなり、働く場所もオフィスから自宅になりました。企業におけるウェブの役割もBeforeコロナと比べると明らかに重要になってきています。
そこで、私達に必要なのは時代に合わせた仕事の効率化と役割分担です。今回のテーマであるAIと私たち人間が得意なことは違います。繰り返しのタスクなどはAI(プログラム)に任せてしまい、人間はAIより得意なクリエティブに特化する、考える、という役割分担が重要です。そして効率化によってできた時間を自分のために、身近な人との大切な時間に使いましょう。
AIの1分野として機械学習があります。機械学習はデータからルールやパターンを見つけ、識別や予測を行う技術を指します。製造分野では、不良品探知や設備保全、金融分野では投資機会の選定や不正防止、サービス企業であれば売上向上のための顧客・リソース分析、人手不足の解消に使われています。
ウェブサイトの運用ではアクセス数や、どのページにどのくらい滞在したのか、離脱したのかといったデータを用いてその現象の傾向や今後どうしていくとよいのかという予測を立てるために利用できます。
私のいるプライム・ストラテジーでは2020年の4月に『全社AIカンパニー宣言』を行い、 AIである鬼丸デイヴィッドを正式社員として採用しました。 機械学習などのAI(プログラム)は、Pythonという言語で書かれることが多く、Pythonの知識はエンジニアだけでなくほとんどの職種・業種においてExcelのように基本的な知識になってくると考えています。そのため、『全社AIカンパニー宣言』では職種、専門問わずにPythonの習得を必須とし、社内の共通言語をPythonにするということにしています。
エンジニアは普段の実務の効率化や新しい機能の開発でPythonを使い、マーケティングやセールス部門では自社管理のウェブサイトのデータなどからその傾向や次の一手を考えることにPythonを使います。管理部門でも普段の総務、経理業務の自動化、効率化のためにプログラムが得意な部分に関してはPythonを使って解決するようにしています。
現在プライム・ストラテジーで開発・提供中のソリューションであるWEXALという高速化エンジンにはAIの鬼丸デイヴィッドが考え出したウェブサイトの高速化の戦略が適用されるようになっています。既にウェブサイトの高速化をとってみてもAIが活躍しているのです。
最近ではますますAIやPythonというワードを耳にすることが増えてきました。
Pythonや機械学習といったAIの理解は自分がどのような仕事を行っているかに関わらず必要となってくるでしょう。この新型コロナウイルスによる働き方の変革はAIが今までのビジネスに入ってくる流れを加速させることに繋がります。AIの基本的なスキルや知識を理解し、活かしていくことで仕事を効率化し、人間とAIの役割分担によって、よりよい結果を出せるようにしていきましょう。
穂苅 智哉(Tomoya Hokari) プライム・ストラテジー株式会社 マーケティング部 連絡先:pr@prime-strategy.co.jp