Home > Featured > 【今どきのWeb事情】今どきのウェブ2021年

 2021年になり、未だにわたしたちは自由に外に出て、また国外の人たちと交流することができずにいます。

 インターネットを活用して様々なサービスを利用することが昨年、一昨年に比べて格段に多くなってきており、スマートフォンはもちろん、自宅のテレビに繋ぐことで動画配信サービスを大画面で見ることのできる商品が私の周りでもかなり普及しています。

 コンテンツを消費する側としてはとてもよい環境になってきましたが、その分コンテンツを提供する側としては、インターネットを活用した戦略をうまく作っていかないと今後生き残っていくのが難しくなってきているともいえます。

 その際の肝が、ウェブサイトです。

 ウェブサイトは、企業の「顔」であるコーポレートサイト、商品やサービスの「顔」であるブランドサイト、実際に販売を行うECサイトと様々な種類がありますが、どれも手を抜けないものです。

 それぞれ、新しい端末やユーザーの生活変化によりトレンドのデザインや使い方は変化してきています。例えばスマートフォンが主流の今は、スマートフォンを第一に考えたレスポンシブデザインが主流です。今後5Gが数年かけて普及してくると、より大きな容量の画像や動画がたくさん入ったウェブサイトに変化してくるかもしれません。

 2021年現在では移動端末は4Gが主流で、公共のWi-Fiはそこまで速くなく、地域によってはウェブサイトを見るのも時間がかかっているという状態です。この状況で重たいウェブサイトを提供していると、離脱率が上がってしまい、せっかくアクセスしてくれたのに直帰されてしまうことも発生してきます。機会損失です。

 ウェブサイトは必ず何らかの目的(コンバージョン)があって存在しているため、目的を達成する前提として遅いサイトという評価を受けてしまうというのは、かなりもったいないことだといえます。

 そこで、2021年ではウェブサイトの提供を行う際にはデザインやユーザーインターフェースはもちろん重要ですが、ユーザー体験の一環として、しっかり「パッ」と表示されるように対策をすることが求められています。

 具体的には、2つのポイントがあり、1つはご利用のサーバの改善、もう1つはウェブサイト自体の改善です。

 サーバの改善に関しては、高速に動作するサーバを使うことを推奨しており、当社のKUSANAGIはその考えで生み出されたものですのでお使いいただくと数倍以上の高速化が実現します。AWSやMicrosoft Azureなどの大手クラウドサーバにて利用可能です。

 ウェブサイト自体の改善に関しては、掲載されている画像を改善することがまずやるべきこととなります。具体的には画像の圧縮をして容量を小さくする、画像のサイズをウェブサイトに合わせて調整する、JPEGやPNGの画像ファイルフォーマットを利用の場合は、圧縮やサイズ調整に加えて次世代画像フォーマットに変換して利用するといった対策を取ることが重要です。

 次世代画像フォーマットの代表としては、グーグルが開発したWebPが有名です。

 また、2021年5月からはこういったCore Web Vitalsと呼ばれている指標がグーグルの検索ランキングを決める要因に加わるため、更に利益に直結してくる事になりました。

 当社が提供するウェブ高速化ソリューションWEXAL(ウェクサル)では、今回取り上げた改善を自動で行うことができます。

 人の手で行うにはかなりの手間がかかりますので、こういったツールを使って改善し、ユーザー体験を上げつつより自社の成長に直結するような施策を担当の皆様の手で作っていただけたらと思っています。

プライム・ストラテジー株式会社
プロダクト推進部  穂苅 智哉
pr@prime-strategy.co.jp

 

《企業概況ニュース》2021年 02月号掲載