北米営業所を
若いホテルマンが憧れる場所に再構築
ニューオータニホテルズ 北米営業所
所長 福嶋 雄大 さん
www.newotanihotels.com
ニューオータニアメリカが、３年ぶりに再始動
北米エリアへの営業開拓、およびマーケティング視察を目的に、1974年にロサンゼルスに設立された「ニューオータニアメリカ」。2008年にニューヨークへ拠点を移し営業活動を続けてきたが、2020年のコロナ禍で休止を余儀なくされ、昨年8月、約3年ぶりに再始動した。この指揮を執る福嶋さんは、東京・大阪・幕張の3つのフラッグシップを中心とするニューオータニグループ全17拠点の販売責任を担っており、休止中に途絶えた人脈の再構築や新規開拓、北米市場の情報収集など目まぐるしい日々を送っている。
日本への帰省時に〝日本〟を感じられる場所
エグゼクティブハウス禅、新江戸ルーム
「北米営業所最大の目的は、アメリカから人々が日本を訪れる際の宿泊先として、ニューオータニグループのホテルをお選びいただくことなんです」そう語る福嶋さんの胸には、さらにもう一つの強い想いがある。「駐在員やそのご家族、そして永住者の方々にも、久しぶりの帰省時には〝日本〟を感じていただきたいです。出張では仕事に追われ、滞在を楽しむ余裕があまりありませんし、プライベートも溜まった用事をこなす事が多くなります。ニューオータニにご宿泊いただければ、忙しい合間でも館内にある美しい日本庭園を散策し、37のレストランでの様々なお食事やショッピングを楽しんでいただけます。また、ご宿泊には、約1500室ある客室の中でも、87室のニューオータニの最高級フロア〝エグゼクティブハウス禅〟と、ヒノキ風呂が配されている〝新江戸ルーム〟が特にお勧めです。紀尾井町という都心でありながらも随所に日本の良さが詰まっており、心身共にリラックスいただけると思います」。
若いホテルマンが目指す場所に
家族旅行で訪れたホテルで、その空気感や良質なもてなしに感銘を受け、ホテルマンを目指した。入社以来、宿泊者の滞在をより良くすることを率先して考え、宿泊客の笑顔や感謝の言葉に喜びを感じてきた。しかし、ハワイにあるグループホテルへの派遣の機会を得た際に、改めて日本のサービスの素晴らしさに誇りを感じながらも、米国の巨大なマーケットに圧倒された。その際に今後米国マーケットを開拓し、ニューオータニの良さをもっと知ってもらいたいと北米営業所を目指した。「以前は国外で働いてみたいという若いホテルマンも多くいたのですが、時代の影響によりその意欲は薄れているように感じます。かつて私が感じたように、この北米営業所をいつか働いてみたいと目指す場所の一つにしていくことが、私のもう一つの課題です」と福嶋さんは話してくれた。
