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酸性電解水の殺菌効果に注目、活用広がる

 電解水とは水を電気分解することによって生じるアルカリ性と酸性の水のことを言います。家庭用電解整水器は水道水の浄水と共に、健康に良いとされるアルカリ性の水を作ることを目的として開発された整水器ですが、ここ最近日本では同時に生成される酸性電解水に注目が集まっています。

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、品薄状態にあるアルコール消毒液の代わりとして、各自治体庁舎や福祉施設の除菌に「酸性電解水」を活用する動きが広がっています。感染者の広がりを抱える多くの都道府県では酸性電解水の生成装置を導入し、市庁舎や市立病院の除菌に使用しています。酸性電解水は食品添加物として認められているため安全性が高く、日常的な身の回りの洗浄・除菌に活用されています。また、加湿器やスプレーの噴霧等でドアノブや机、床等の除菌にも幅広く活用されています。

 酸性電解水は、微量の精製塩と水を電気分解して生成される除菌効果のある水です。酸性電解水に含まれる次亜塩素酸が高い除菌効果を発揮し、カット野菜等の食品の洗浄・除菌に利用されています。酸性電解水は既に、大腸菌やサルモネラ菌のほか、インフルエンザウイルスやノロウイルスにも効果があることから、現在多くの食品企業から注目を浴びています。

 一方、私達が飲料用として健康に良いとされる電解整水器で作られる水は微弱アルカリ性の水です。身体の血液は酸性に傾くと生活習慣病になりやすいとも言われており、血液をアルカリ性の体質に保つことが健康に良いとされていることからアルカリ性の水が健康飲料として推奨されています。アルカリ性の水が飲料用に良いと言っても、アルカリ度が高すぎる場合は胃液に悪影響を与えるので微弱アルカリ性の水が最も身体に好ましいと多くの研究者より認められています。

electrolyte water 電解水

 電解整水器では水道水が内部のフィルターを経由し浄水されますが、水道水には有害物質も含まれると同時に身体に必要なミネラルも多く含まれており、これらの含有物を程よく浄化してアルカリイオン水、酸性イオン水を生成します。どちらも電気が通る事によってイオン化されるため活性イオン水とも呼ばれています。一般に販売されている整水器は製品の種類にもよりますが、原理は同じで基本的に飲料を目的として作られているため、微弱アルカリ性の水の整生を行います。

 アルカリ性の水が生成される過程で水の中に水素が含まれることから、整水器の呼び名も販売会社によってはアルカリイオン整水器、還元整水器又は水素水整生器等の名称で販売されています。

 このように今まではアルカリイオン水だけに焦点が当たり酸性水は捨てられていましたが、最近ではウイルス対策として酸性水に殺菌効果があることに注目が集まり、酸性水の整生を目的とした家庭用電解整水器の需要が高まって来ています。

 各国で水質に違いがあるように、ロサンゼルスの水道水は硬水で炭酸カルシウム等のミネラルを多く含むという特徴があります。したがって炭酸カルシウムを主成分とする石灰質が整水器に付着しやすいという難点があり、1〜2年毎に手入れが必要と言われています。家庭用電解整水器でも殺菌性の高い酸性電解水が作られることから、現在日本での需要と共に、海外からの注文もかなり増えているようです。

 酸性電解水はアルコール(エタノール)よりも殺菌性が高いことから、サニタイザーが入手困難な現在、需要に一層の拍車が掛かりそうです。

酸性電解水はアルコール(エタノール)よりも殺菌性が高いです。

U.S.Jaclean,Inc.が扱うGanso日本製、家庭用電解整水器ではご家庭で下記の2種類の性質の水を作ることができます。

電解アルカリ水素水

 アルカリイオン水は電気が流れることで水素イオンが活性化された状態で作られ、生きた水として抗酸化作用、アンチエイジング、健康改善に効果があります。

電解酸性水

 酸性電解水は殺菌性が高く日常的な身の回りの洗浄・除菌に活用され、食品に直接使用
しても安心、安全で手荒れの心配がありません。また、弱酸性の水は美容液としての効果もあります。

商品はU.S.Jacleanのウェブサイトからご購入頂けます。日本製家庭用電解整水器 Ganso

 

《企業概況ニュース》2020年 5月号掲載

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