ノムラ・リサーチ・インスティテュート・アメリカ
社長 山口 隆夫 氏
日本最大手のコンサルティングファームであり、金融・産業ITソリューションを提供する野村総合研究所の北米拠点、ノムラ・リサーチ・インスティテュート・アメリカ(以下NRIA)。現在、リサーチ・コンサルティング部門、金融サービス調査・テクノロジー部門、ITソリューション・サポート部門の三つの事業部から成る。2017年に北米拠点設立50周年を迎え、節目の年にNRIA社長に就任した山口氏。リサーチ・コンサルティング部門長を兼任する同氏に、今後のNRIAについて伺った。
「経済調査や最先端システム技術の調査拠点として、ニューヨークに拠点が設立されたことがNRIAの発端です。それもあり、長らくITソリューション部門やリサーチ機能の存在感が大きかったですが、2015年頃からコンサルティング部門の強化を図っています」。山口氏自身、日本のコンサルティング事業本部にて、金融をはじめ、サービス、製造、金融、製薬、テクノロジーなど、多岐にわたる業界の、企業における課題解決ソリューションを提供してきた。「戦略を必要とするコンサルテーションを、日本と変わらないクオリティで提供できるというのが我々の強みです。また米国現地の状況も熟知しています。今後も、積極的に日系米国法人の皆様の政策判断に資するコンサルテーションを提供して参ります。アメリカでは主に、既存事業をどう拡大していくか、新規マーケットへの参入、米国進出の再挑戦などの課題解決策をご提供しています」。
既に金融分野のシステム開発では、グローバル企業を顧客として業務を推進している。「日本最大級のコンサルティングファームとして、日本企業のみならず、ゆくゆくは米系企業へもコンサルティングサービスを提供していきたいです」。